バーコード ページ3
貴「わーったるー」
部活も終わって放課後。
男子更衣室の前で渉を待ち伏せした私は、中から出てきた渉に声を掛ける。
渉「うおっ…なんだAか。どした？」
渉は頭の後ろをかきながら私に問いかける。
貴「いや、どうしたもなにも早くスーパー行こ」
渉「あー…わり、俺今日早く帰んないといけないから。」
私と渉は幼馴染という関係。
昔から、よくスーパー宇羅津来へ行くのだ。
だがあいにく、渉は今日は早く帰らないといけないらしい。
貴「りょーかい。じゃあまた今度行こ」
渉「おう。じゃーな。あーあと明日部活ないらしいよ」
そう言って私に背を向け歩き出し、片手を上げて軽く振る渉。
貴「りょーっす」
その後ろ姿に私も手を振り返した。
あと、どうでもいい情報だけど、お互い陸上部だよ。
私は廊下の端っこに置いていた自分の荷物を持って、昇降口を出た。
・
・
_____商店街を抜けると、黄緑色の看板に記された、『スーパー宇羅津来』の文字。
看板はちょっとぼろぼろだ。
ドアの前に立つと、私に反応して、自動ドアが開いてくれる。
緑の買い物カゴを手に持ち、中に入ると、「いらっしゃいませー！」と愛想のいい店員さんの声が聞こえる。
私は笑顔で軽く会釈をして、買い物を始める。
中にはお客さんはほとんどおらず、見慣れた常連のお客さんが買い物をする様子がうかがえた。
私もこのお店の常連客。
…実はこのお店は、昔は大繁盛していたけれど、ある日突然客足が遠のいてしまった。理由は未だに謎のままだ。
言い方が悪いが、食料も新鮮で、種類も豊富で…ずっとなにも変わらないのに、なんで突然に人気がどんっと落ちてしまったのだろう。
そう考えながら、買い物を進めて行く。
私の家は母子家庭で、お母さんは仕事で夜遅くに帰ってくる。
だから晩御飯を作るのは私の役目である。…まあ、渉もよく手伝ってくれるけど。
今日はなに作ろう…。
お母さん喜んでくれるかな…？
期待を噛み締めて、商品を見ながら献立を考える。
・
買うものは全て買って、そろそろお会計しようかなーと思い始めた頃。
貴「…じゃが◯こ食べたい」
私は急にじゃ◯りこが食べたくなった。
…人間誰しも急に「これ食べたい！」っなるときあるよね。
お菓子売り場行こう…
あ。そういえば…。
・
お菓子売り場、暫く行ってないなあ…。
二、三年くらい行ってないかも。(どんだけ)
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雛紗(プロフ) - 間に合っ…てないですねすみません、 (2020年2月29日 0時) (
レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - 朔夜さん» ひょわああありがとうございます！！！！ (2020年2月13日 23時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - おかえりなさい！ずっと待ってました！これからも楽しみにしています！ (2020年2月13日 22時) (レス) id: e3cb926ca0 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - Aliceさん» なんか天使が来たわ (2018年10月9日 22時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - *Momijiさん» ネット上ではね…笑 リアルの世界ではもうなんか要らんものみたいに扱われて辛いでござる…（コメ欄言うことじゃない←）なのでネットが生き甲斐なのでござる)^o^( (2018年9月11日 11時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
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