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「体育祭は、全校生徒でできる、全校が参加しやすい競技の案……」
コネシマくんはこういう時、あまり騒がない。
相変わらず声はうるさいけど……
『文化祭は、飲食店、やたい案と自由出し物を多くする。自由出し物の案はどうにでもなるかもしれないけど、飲食店、屋台案は、保健所に申し出がいるのでは？条件が厳しいって話だけれど……』
「それの件については、4ページ目を見てくれ。」
それぞれ、ページをめくる音が聞こえる。
「飲食に関して、保健所から出されてる条件クリアについて、まとめてある。条件はもうクリア基準に足してあるからもう、申し出は出してある。」
仕事が早い……さすが書記長……
「それでも、飲食となると、結構経費とかもかさむんやない？」
オスマン先輩がその細い目でグルッペンを見る。
「大丈夫だ。経費、予算共にクリアしている。まぁ、ほかの人気のない行事は廃止、予算大幅にカットしたがな……店や看板、その他の飾り付けは、入学式、卒業式の飾り付けも使えるだろ。まぁ……」
あ。グルッペン先輩の悪い顔……
「予算が足りなかったら、こっちがだすさ。」
なんとしてでも飲食系はやりたい模様……
「ちょっちょっ待って！？文化祭と体育祭合同！？！？！？！？」
焦ったように鬱くんが喋り出す。
「そうだ。まぁ、予算が足りなくて、どちらかの行事が出来なくなるのをふせぐためにだな、合同ですることで、一致したんだ……」
続く
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作者名：どんこ | 作成日時：2020年12月4日 15時
