ただの歌好きがトリップしたら無双した件について！？ (ページ22)

今日:68 hit、昨日:68 hit、合計:9,502 hit

蜘蛛のアジトページ22

クロロ「此処だ」

クロロさん達に連れられて、着いた場所は､､

アニメで見た廃墟そのままだった。

(意外と綺麗､､)

ドアはなく、近くに行けば中が見渡せるようになっているため､､人が居ることだけはすぐに分かった､､。

(クロロさんとシャルナークさんとマチさんは配信に来てたし､､殺されないよね、？)

マチ「団長じゃないか、どうしたんだい？そんな所に突っ立っ､､！」

(あ、目合った)

クロロ「マチか､､他には今誰が居る？」

マチ「､､パクとフランクリンとコルトピなら居るよ」

(気付いてるよね〜､､💦)

クロロ「そうか、」

マチ「ｼﾞｰｯ(見る」
(め、めっちゃ見られてる､､)

クロロ「､､後で説明する」

マチ「分かったよ、」

実際は1分も経っていないのに､､この会話だけで物凄く時間が長く思えたのは、私の緊張のせいだろう､､。

ファンならと、安心しようとはしているが､､

ここは所詮アニメの世界。

命の価値がないも同然の人が多い世界､､。

この人達の中での私の価値はどれだけあるだろうか､､､
それだけを頭の中でぐるぐると考えている。

クロロ「A、入れ」

その緊張をかき消すかのように、クロロさんが言った。

(堂々として居ればいい､､)

そう自分に言い聞かせながら足を踏み入れる。

前の世界では、価値の無かった私。

死ぬ勇気もないのに､､不満だけを募らせていたあの頃の愚かな私。

人の悪い所ばかり見て、自分の事を客観視出来ていなかった私。

"さようなら"

私は新しく、この世界で私の価値を見つける。

この1歩が､､私の新たな門出となりますように､､。