めんどくさい恋 (ページ47)

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次の日、朝家を出ると
大吾がいた。

西畑「よっ」

「おはよー。」

朝は、大吾と学校に行くのが
当たり前になっていた。

「そだ！私ね、バイトすることに
なったんだー。」

西畑「え？もしかして
先輩がバイトしてるカフェ？」

「ん？そうだけど？」

大吾が一瞬、顔をしかめたように
見えたけど、ぱっと笑顔になって
頑張れよって言ってくれたから
気のせいかと思い、うん、と返事をした。

それからは他愛もない話をして
学校に向かった。

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学校に着いて、下駄箱で
靴を履き替えてると後ろの方から
大きな声が聞こえる。

大橋「おはよーーーー！！！！！」

その声が聞こえたと同時に
背中に衝撃。

大橋くんが飛びついてきた。

「うわっ」

大橋くんが飛びついてきたことで
バランスを崩した私は体が倒れる。

やばい、と思って目を閉じても
痛みは感じなかった。

目を開けると大吾が支えてくれていた。

顔を上げた時に思ってたより
顔が近くにあって一瞬思考が停止する。

西畑「はっすん、朝からうるさいし
危ないで。」

そう言いながら私の体制を直してくれる。

「あ、ありがと…」

西畑「ん。」

大橋「ごめんな、大丈夫やった？」

西畑「いつもの、俺のノリで来るな。笑」

2人が笑いあってる中、
さっき、支えてくれてた時に
触れていた腕を抑えながら
ドキドキしてる心臓を鳴り止ませるのに
必死で二人の会話は頭に入ってなかった。