. ページ41
「おお！桜ちゃん！」
教室に入ってきたのは
癒しの桜ちゃんだった。
最近、テスト前でバタバタしてて
ちゃんと話すの久しぶりだなぁ。
相変わらず可愛いなぁ。
桜「良かったぁ、まだいて！
あのさ、連絡先交換せぇへん？」
「え！いいの！？」
桜「当たり前やろ！
Aちゃんと交換してへんって下駄箱で
気づいて、まだ靴残っとったから
慌てて来たんやで！」
そういう桜ちゃんは
ちょっと息が切れてる。
それなのにロングの髪は整ってて
可愛いがプラスされてる。
美人はとことん美人だな。
「えー、そんな走らなくても
よかったのに。笑
はい、これ読み込んでもらってもいい？」
桜「うん！ありがと！！」
追加された桜ちゃんのアイコンは
友達との可愛い写真。
うわぁ、彼女にしたい。
あ、ダメだ人の彼女だったわ。
桜「大吾くんも交換せぇへん？」
西畑「あー、すまん。
俺、今日携帯、家に置いてきてん。」
あれ？
大吾、今日携帯持ってなかったっけ。
朝、学校行く時
昨日おもろい写真撮れてん！
って見せてくれたのに…
桜「……そうなんや。
じゃあまた今度な！
あ、そろそろ行かな。また明日！」
「うん、ばいばーい！」
桜ちゃんが出てって
静かになった教室。
「ねぇ、大吾今日携帯持ってなかったっけ？」
西畑「持っとるよ。」
「なんであんな嘘ついたの？」
西畑「そんな親しいわけでも
あらへんし、連絡先交換したって
話すことないやん。」
「ふーん…」
大吾は大吾なりに付き合い方があるし
あの言い方は桜ちゃんを傷つけない
ために言ったんだろうなぁって
無理矢理納得させてもう、それ以上は
聞かなかった。
どことなく気まずい雰囲気が
流れて居心地が悪くなってきた時
また教室のドアが開いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：お豆腐メンタル | 作成日時：2019年4月13日 1時
