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「ねぇ、丈くんこれ分かんない。」
藤原「またかよ、俺の勉強進まへんやん！」
「だって分かんないんだもん。」
藤原「大橋とかに聞けばええやろ！」
「だって、丈くん隣の席じゃん。」
藤原「せやったら大吾でもええやろ！」
ちらっと大吾を見ると
頬杖をついてこっちを見てる。
「……何。」
西畑「丈の言う通りやん！
なんで、俺にも聞かへんの！」
「えー、自分で頭がいいとか
言っちゃう人にはちょっと……」
大橋「え！自分で言ったん！？はっず〜。笑」
西畑「はっすん、うるさいわ！」
高橋「でも、こんなかじゃ
1番、頭ええと思うで。」
「え、まじ？」
西畑「ほら、言うたやん！」
大吾がドヤ顔で私を見る。
「やっぱ丈くんで。」
藤原西畑「「なんでやねん！！」」
「だって大吾のドヤ顔ムカつくもん。
丈くん教えてーー。」
藤原「せやから、俺の勉強
進まへんやんって！ほれ！
1ページしか進んどらん！！」
「あ……」
私は丈くんに教えて貰ってたおかけで
3ページほど進んでる。
さすがに申し訳ない…
「しかたないから大吾教えて。」
西畑「仕方ないってなんやねん！
教えへんぞ！」
大橋「とか言って、嬉しそうやん！」
西畑「はっすん、うるさい。
どれ、見してみ。」
「ここの問題なんだけど…」
西畑「……。」
問題を見せるなり大吾が固まる。
西畑「ごめん、分からんわ。」
「えー！あんなドヤ顔しといて！？
えーじゃあ丈くーん。」
藤原「結局俺やん！
…俺も分からん。」
「じゃあ、恭平くんと大橋くん。」
目の前にいる2人にノートを向けて
見せるけど、2人とも固まる。
大橋「なんやこれ。分からん。」
高橋「俺もや…」
「えー、みんな分かんないの？」
西畑「てか、そんなとこ授業で
やってへんと思うで！！」
「いや、先生にも桜ちゃんにも確認済み。」
誰一人としてわかんないとは…
困ったな。これ理解しないと先進まない。
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作者名：お豆腐メンタル | 作成日時：2019年4月13日 1時
