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「そうだ、室先生、
朝ありがとうございました。」
室「朝？なんかしたっけ？」
「ほら。教室入った時
ガッツポーズしてくれてたじゃないですか。
おかげで緊張ほぐれたんですよー。」
室「あぁ、そんなん大したことないやん。笑」
「私にとっては大したことだったんです！」
西畑「あれ？龍太くんにA、
なんでおるん？」
室先生と楽しく話してると
大吾が来た。
おっそ。
「大吾、遅いんだけど。」
西畑「いや、先行っとけ言うたやん。」
室「お前、場所伝えてないやろ。」
西畑「え…？あ…そういえば…。」
室「A怒ってたで。笑」
「ちょ！それは言わなくても
いいじゃないですか。笑」
西畑「悪い悪い。はよ行こ。
龍太くんさよならー。」
大吾は急に素っ気ない態度になって
私の手首を掴んで歩き出す。
デジャブ。
「え！ちょっと！あ、先生さよなら！！」
室「はい、さよならー。
気ぃつけて帰れよー！」
.
.
.
「大吾！」
西畑「…。」
「ちょっと大吾ってば！！！」
西畑「え、あ、悪い何？」
「何？じゃなくて、歩くの早い…！」
学校出てからというもの、
スタスタと先に歩いてくから息切れるし
手首掴まれたとこがちょっと痛いし。
「も…どうしたの…」
西畑「や、なんでもない…」
なんでもないこと無さそうだけど
言いたくないのかと思って聞かなかった。
「ねぇ、手、離してよ。」
西畑「迷子になるやん。」
「ならないわ！！」
朝も似たようなやり取りした気がするぞ。
「そういえば、あの中で誰が
1番、頭いいの？」
西畑「えー、そりゃ俺やろ！」
「なるほど。大吾以外か。」
西畑「なんでやねん！笑
あ、ここやでー。」
着いたのは表の通りから
少し外れたオシャレなカフェだった。
こういうとこ来るんだ…以外。
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作者名：お豆腐メンタル | 作成日時：2019年4月13日 1時
