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西畑「はっすん、早いでー。」
向井先輩が大吾って言ったと同時に
ご本人登場。
西畑「Aやん。なんでおるん？」
小瀧「あれ！昨日の子や！」
私はその声の主の姿を見るなり、
向井先輩の後ろに隠れた。
向井「え？どしたんAちゃん。
小瀧、何したんやねん！」
小瀧「えー、俺なんもしてへんすよー。」
「嘘つけ！」
向井先輩の後ろから小さな抵抗
ちらっと顔を出すと
西畑くんと小瀧ってやつと
昨日いた藤井先輩って人と
あと…
「え、向井先輩めっちゃ人いません？」
向井「中学からの知り合いとか
部活の後輩とか結構おるからな〜。
最初はお互い同級生同士で
食べる予定やったんやけど
たまたま屋上でご飯食べるの被ってん。
いっそ、皆で食べようや〜ってなったんよ。
ちょうど、部活の後輩やったし！」
おぉ…コミュ力の塊か。
私だったら、絶対どっか行くのに。
藤原「あぁ、転校生の子か！
俺、藤原丈一郎って言うねん！
よろしくな〜。」
「あっ、よろしく！」
大橋「丈くんなー、漫才できるねんで！」
「漫才！？」
藤原「大橋、余計なこと言うなや！
やらんからな！」
とか、言いつつやりたそうな
顔をしている。
「えー、見たいなー。」
藤原「今はやらへん！今度な！」
今度ならいいんかい。
やる気満々じゃないか。
藤原「あ、俺の事は好きに呼んでええから！」
「じゃあ、丈くんで！」
食い気味に答える私。
さっき、大橋くんが言ってた
丈くんってのがやたらと気に入ってる。
西畑「え！俺は西畑くんなのになんでやねん！
俺も、大吾って呼べや！」
「いやいや、丈くんは呼び捨てじゃないし。
西畑くんでいいじゃん。」
西畑「じゃあ、大ちゃんでええやん！」
「えー…」
向井「ははははは！！」
目の前にいた向井先輩が
急に笑い出すからびっくりした。
「あ、そういえば
さっき、大橋くんなんでじーこ先輩
って呼んでたの？」
大橋「じーこ先輩、康二って言うねん！
だから、じーこ先輩！」
と、満面の笑みで言う大橋くん。
いや、流れ省略しすぎじゃない？
「そうか…」
これしか言えないって。
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作者名：お豆腐メンタル | 作成日時：2019年4月13日 1時
