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？「……い」
誰？お母さん？
「あと5分…」
？「早くせんと遅刻するでー」
あれ、お母さんじゃない。
お父さん？
でも、お父さん関西弁じゃない…
眠い目を擦ってそこに居たのは…
「うげ。」
西畑「なんやねん、うげって。
朝、起きたらおはよう、やろ。」
「え、おはよう…じゃなくて！
なんでいるの！！」
西畑「言うたやん、迎えいくって。」
いや、あれ本気だったの？
「第一、なんで部屋にいるの。」
西畑大吾が指さしたのは
私の部屋の窓。
…空いてる。
西畑「鍵閉めとらんなんて物騒やなー。」
「えっ、嘘、空いてたの？」
西畑「あっさり窓開いたで。」
昨日の夜、窓の鍵が閉まってるのは
確認したのにな…
いや、それよりも。
「…なんで入ってくるの。」
西畑「寝とったから。」
いやいや、理由になってないし。
「起こしてくれてありがとう。
早くお帰りください。」
西畑「なんか、冷たない！？
せっかく起こしてやったんに！」
「頼んでない！
着替えるから早く出てって！」
西畑大吾の背中を押せば
窓から渋々戻って行った。
「あー、朝からもう…」
私は、朝が弱い。
起こし方にも気を使ってもらわなきゃ困る。
ガチャ
母「A起きれたの？
あ、大吾くんに起こしてもらった？」
「は？」
なんでお母さんが
西畑大吾を知っているんだ。
母「昨日、Aが帰ってきた後
お母さん、西畑さんの家に
ご挨拶行ったじゃない？
その時大吾くんに会ったのよー！
そしたら、娘さん迎えに行きますよ
って言うからお願いしちゃった♡」
しちゃった♡じゃないよ！！
「…鍵開けたのお母さん？」
母「だって、鍵開いてないと
お迎え来られないじゃない♡」
なんてお母さんだ。
年頃の娘の部屋に年頃の男子を
部屋に上げられるように
鍵を開けるなんて。
母「大吾くん、学校連れてってくれる
って言うんだから早く
支度しなさいね〜。」
そう言って出ていくお母さん。
色々言いたいことはあるけど
私が今、やらなきゃいけないことは1つ。
さっさと準備して
西畑大吾より先に学校へ行くこと。
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作者名：お豆腐メンタル | 作成日時：2019年4月13日 1時
