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三課に移動してから
キツツキのマサの会議で数日間過ごした。
こんなにやるなんて、本当にやばい
泥棒なんだな…。
鯨岡さんは張り込みもするって
言ってたけど、いつからなんだろ…。
今日もキツツキのマサに関する会議のため
部屋へと向かう。
「あの、ここって三課がやる
講習の場所であってます？」
声をかけられ振り向くと…
「え？」
「あ。」
もう会いたくないと思っていた
あの時の男の人がいた。
「なんでここに…」
「飛ばされちゃったんすよ。
そっちはなんで？」
「交番勤務からの出世。」
「えー、それ嬉しい？」
「もちろん。なんで？
あなたは嬉しくないの？」
「だって定時に帰れないし！
しかも三課だし！」
鯨岡さんの話しといい
あの時の取り調べといい
呆れてしまう…。
「で、講習ってここであってる？」
「あ、うん。合ってるよ。」
この人も一緒ってことは、
この前鯨岡さんが言ってた
新人ってこの人？
この人とやるのかぁ…。
ウキウキした気分が下がる…。
そんな私をよそにすーっと
中へ入っていった。
「おい。」
「はい…。」
と振り返り目を見開く。
「中、入んねぇのか。」
「あっ、入ります。すみません！」
この前の眉間に皺を寄せてた
男の人が後ろにいたのだ。
今日も前と同じような目付きだったので
慌てて中に入る。
この前目逸らした話されたら
たまったもんじゃない。
空いてる席に座り、後からさっきの
男の人が入り、キツツキのマサの話が
始まった。
話を聞いてるとふと電車の男の人が
目に入った。
メモも取ってないしぼーっと
してるように見える。
ありゃ聞いてないな…。
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作者名：ハムサンド | 作成日時：2019年1月7日 1時
