Misunderstanding (ページ50)

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小瀧side

Aが帰ってこおへん。

時刻は深夜の1時半

連絡は無し

何回もメッセージを送るものの

既読もつかへん

なんかあったんかなっと心配になる一方。

｢探しに行こ｣

心配と焦りで

落ち着くことが出来ず

準備をし始めると

ガチャっと扉が開く音

｢Aや｣っと思い急いで

向かうと

そこにはベロベロに酔ったAと

それを抱いてる知らん男

俺を見るなりギョッとしよった

『あっ、えっと、、
Aさん酔ってて、その送りに来ました』

しらじらしく言うその姿に

少しイラッとする

｢良心で来ました｣みたいな顔しとるけど

俺を見た時の顔なんやってん

誰もおらんかったら
Aの事家の中まで連れ込んで襲おうとしてたんちゃうんかい

｢あっそ。Aこっちに渡して貰ってええ｣

イライラするのを抑えつつ

無駄に密着するAを引き剥がして
家の中に入れる

｢のんちゃんー｣なんてお気楽に行ってくるもんやから

さらにイラッとしてまう

｢送ってくれた事は感謝しますけど。
Aの事そういう目で見るのやめろや
相手おるから｣

威嚇するようにそう告げて
勢いよくドアを閉める

イライラする俺とは裏腹に

ご機嫌そうに笑ってるA

俺からしてみれば
なんも聞かされてへんし

酔っ払ってるって事はお酒飲んでたってこと？？

送ってきたヤツと？

じゃあそいつのAの関係はなんなん？

問い詰めたい気持ちはあるものの

とりあえずAをソファに寝かせて

水を持っていく

｢ありがとう｣っと言ってごくごく飲む

酔うと素直になんのか

｢A、こんな時間まで何してたん｣

A｢のみかい！あれ、、新人歓迎会みたい、な｣

｢俺なんにも聞いへんねんけど
メッセージ送っても既読付かへんし｣

A｢のんちゃんに言ってない、
スマホもはなしこんでて触ってないのっ｣

｢んー.......｣なんて言いながら一様

スマホを確認する

｢心配したんやけど。｣

A｢だいじょぶ
やまもとくんに送ってもらったし｣

｢そういう話してるんやないねん
俺がもしおらんかったら
今頃どうなってるか分かってんの？？
下心ありきでその山本ってやつ
来てたん気づいてへんの｣

酔ってるからかしらへんけど

普段ガード硬いくせに
今はゆるゆるで

それに漬け込んでか知らへんけど
無駄にボディータッチしてたし

＿＿＿＿

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