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乾かし終わり
ドライヤーを片付けると
完全に目が覚めた様子だった
小「お腹すいた」
「勝手に作って食べて」
小「.......Aは食べへんの?」
「いらない。」
小「こんな夜中に食ったら太るもんな」
「うるっさい」
家に来たばかりのソワソワ感は何処へやら
昔みたいに人の事をいじり始める
調子のいいやつだな
そんな事を考えながらマグカップに紅茶を入れる
何だか食欲と言うよりも
今は何もしたくない感じが大きい
朝昼とまともに食べてないけど
食べるべきじゃないと体が言ってるみたい
こんな事してたらいつか倒れちゃいそう
ちょうど紅茶を入れ終わると風呂から独特の音楽が流れてきた
入れたタイミングて風呂沸くとか
最悪
「.......入ってくるから勝手にして」
とりあえず「はらへった」と言い続けるので
冷蔵庫だけ紹介してそそくさと
お風呂場へ急いだ
二度寝しようと思ったのに
次に布団に入るのは何時になるんだろ
____
ポカポカと暖かい体で風呂から出る
換気扇を回して
水を抜き
歯ブラシをして
リビングに戻る
なんだか、美味しそうな香りが充満してる
小「おっ、帰っきた」
テーブルには綺麗に並べられた料理達
どうやら自分で作ったらしい
小「余った分は冷蔵庫に入れといたから
明日の朝にでも食べて」
たまたまやで?と顔をするものの
きっとわざとだろう
だいぶ冷めてしまった紅茶を片手にソファに座ると
後ろから「いただきます」という声が聞こえた
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作者名:鮎 | 作成日時:2019年5月25日 18時