西 の 生 徒 会 。 2

86 生徒会？？ ページ41

そんな事を思いながらただただ呆然と

立っていると


チャイムが鳴り出す





｢あっ、遅刻だ｣









今更急いでも間に合わないと思い


入室許可書を片手に

マイペースに歩く





まさか、まさかとは思ってたけど

やっぱり目立つ人といるとこうなっちゃうんだなぁ






よく良く考えれば相手は3年生


入学してきてまだ半年も経ってないのに
あんなにねちっこいって

どんだけ遊んでたんだよ

あのおお二人さんは！！



被害被るってなかなかやぞ






そう思いながら

階段を登りきれば

教室に着く



遅刻言うてもだいたい15分ぐらいやし

酷く怒られる事はなさそう









｢すいません、遅れました｣


ペコペコっと腰を低くして入れば

『もー、しっかりしてや』

っと呆れた様子の先生


苦笑いで席に着けば

授業が再開される。





せっせ と1人で鞄から教科書を出していると

隣の望が心配そうに声をかけてきた




小｢どしたん？なんかあったん？｣



｢んー？？特になんもない｣



小｢なんもないわけないやろ
遅刻なんてせえへんやろ？しかも頬赤いし、｣



｢ただの遅刻やって
頬赤いのも、あれや、あの
眠気覚ましにたたいたらなってん｣







また変な嘘をつく

当然、納得のいかない望はまた口を開こうとするけど

教科書を読んでいた先生がこちらを睨んでくるので黙る



小｢.......あとで詰めるから｣


ぼそっそう言って

ノートに視線を移す





ほんとにあったことを言えばいいんだけど

それを言ってあとでまた倍返しにされたら
怖いじゃない？？








ここは静かに黙っておけば

事は冷める

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