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灰崎 side



秀一のお父さんが言ってた





父親『いつも練習してるから早ぇーな!』






やっぱりと思った、ううん本当は気づいてた


でも、見て見ぬふりをしてた。それが優しさだって思ってた





東条「なんでやり返さねぇんだよ!!」





やり返せるわけが無い



秀一は、優しいから






父親「お前、なに考えてるんだ。
本当に一発も殴れない腑抜けふぬけなのか」





秀一は腑抜けなんかじゃない




明智「俺一緒なんだな‥‥」


原田「なにが」


明智「俺、あいつと一緒なんかな‥‥暴力振るってた?」


原田「若林に聞いてみれば?」


若林「‥‥」


明智「‥‥一緒だよな。あいつの中に暴力振るっちゃってたんだもんな」





ふらつきながら立ち上がる秀一





明智「一緒かぁ‥‥‥‥‥‥」





私は知ってる、秀一がおじさんと違うこと




でも、何も言えない






東条「あんなやつと一緒じゃねぇよ!!お前は!」





こんな風に誰かを大事に思っちゃうのは



私は、"あの頃"のまま?

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作者名:皿うどん | 作成日時:2022年11月14日 14時

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