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突然の揺れに動揺する私たちを見て、キュウビは高らかに笑う。
キュウビ「さあ、アイツを倒してごらんよ。桜町を守りたいんだろう?」
そう言うとキュウビはまた高らかに笑って空高く飛ぶ。
そして満月を背景に上空で静止する。
ウィスパー「逃しませんよ!」
ウィスパーがそう言った直後、また辺りを強い揺れが襲う。
キュウビ「さようなら。おチビさんたち。」
そう言うキュウビの背後に、大きな手が迫る。
しかしキュウビは、丁寧に礼をすると消えていき、攻撃を回避する。
キュウビを叩きそうになったその手は、私たちのいる場所のすぐ近くを掴む。
?「おぉ〜ぼぉ〜ろぉ〜…」
そう言って姿を現したのは、白目の場所は真っ黒に染まり、目は赤くギラギラと光っている。
額に十字の傷がついた白い巨人の妖怪
『おぼろ入道』だ。
あまりの巨体と、その恐ろしい見た目に、私は少し足がすくんでしまっていた。
ワンフレンド「…!A!来てるワン!」
A『ぇ…ッ!?』
ふと後ろを見ると、おぼろ入道の大きな手が迫ってきていた。
ワンフレンドが教えてくれるも、避けきれず、その手に体を掴まれると、遠くの湖向けて投げられた。
A『わあぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!?』
ワンフレンド「A!」
私は、大きな水しぶきを立てて湖に落下すると、そのまま気を失った。
ワンフレンド「ッ…!他の妖怪を呼び出させない気なのかワン…賢いヤツがいたもんだワン…」
コマさん「ズラ…Aが…」
泣きそうになるコマさんを横目に、俺は言った。
ワンフレンド「コマさん。お前、ただの怖がりじゃないってこと、見せつけてやりたいんだろ?だったら…今こそそのチャンスなんじゃないのかワン?」
そう言った途端、コマさんがハッとしたように顔を上げた。
コマさん「そ、そうズラ…オラ…オラは…!」
コマさんは決心したように顔をあげて、思い切り息を吸うと、おぼろ入道に言った。
コマさん「お前!よくもオラの友達を傷つけてくれたズラね!お前は必ずオラが…オラたちが成敗するズラ!」
そう高らかに宣言した。
ワンフレンド「行くワンよ!コマさん!」
コマさん「分かったズラ!ワンフレンド!」
2人は大きな相手なため、遠距離攻撃を駆使して敵の体力を削っていく。
相手の動きも徐々に鈍っていく。
コマさん「トドメズラ!」
ワンフレンド「喰らえっ!」
「「ひとだま乱舞、
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夢(プロフ) - イルカさん» 本当?!見てみる!! (7月12日 17時) (レス) id: 085c45e992 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 夢さん» 『なんか妖怪』さんが10周年記念に映画作ってた!めちゃくちゃ面白かったから機会があったら見てみ!最高だった! (7月12日 16時) (レス) @page14 id: b093c7cd53 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - 10周年…早いなぁ…めでたいめでたい! (7月11日 22時) (レス) @page14 id: 085c45e992 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 妖怪ウォッチ、10周年おめでとうー!! (7月11日 22時) (レス) id: b093c7cd53 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - イルカさん» うん!楽しみにしてるー! (7月6日 17時) (レス) id: 085c45e992 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イルカ | 作成日時:2023年6月29日 20時