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A『その火を見たのってどこ?』
マオ「えっと…かげむら医院のあたりだけど…」
かげむら医院は私も知っていた。
今はもう使われなくなってしまった病院だ。
このおつかい横丁の南部に位置している。
そんな怪しい場所での発見ならば、尚更放っておけないと、早速そのかげむら医院へと向かう。
A『有力な情報ありがとう!じゃあねマオ!』
そう言って私は自転車に跨る。
数分程自転車を走らせ、かげむら医院に到着する。
ウィスパー「ここが例のかげむら医院ですか…」
ワンフレンド「雰囲気的にもいかにもって感じがするワンね…」
すると、ウィスパーが何かに気付く。
ウィスパー「Aさん!あの辺りをサーチしてみてください!」
私はウィスパーに言われたまま、ウィスパーの指し示す方をサーチした。
すると、かげむら医院の入り口付近に九つの尻尾をもった黄色い大きなキツネの妖怪が現れた。
?「気に入らない…まったく気に入らない。」
その妖怪は不機嫌そうな顔で何かをぶつぶつとと呟いていた。
?「このキュウビ様のナワバリを荒らすなんて、アイツら許しておかないねぇ…」
どうやらこのキュウビという妖怪は、自分のナワバリを何者かに荒らされている事に腹を立てているようだった。
キュウビ「ボクがお仕置きしてやるのもいいけど、それじゃ面白くないし…」
などとぼやいているのを遠目から見ながら、私はウィスパーに聞いた。
A『あれがおキツネ様かな?』
ウィスパー「間違いありません。元は守り神と言われるだけあって、凄まじい妖気を感じます!」
すると、話している私たちのすぐそばにキュウビが現れる。
キュウビ「さっきからうるさいボウヤたちだねえ。」
どうやら、お怒りの様子だった。
キュウビ「僕は虫の居所が悪いんだ。あんまりうるさいと叩き潰すよ?」
A『ッ…!?』
来る…!そう身構えるも
キュウビ「…って言いたいところだけど、今それどころじゃないんだ。夜になったら、さくら中央シティにある工事現場においで。遊んであげるよ。」
それじゃ、バイバーイと言うと、丁寧にお辞儀をして消えて行った。
その後、しばらくの沈黙の後、私は口を開く。
A『…消えちゃったね…』
ウィスパー「うーむ…何やら意味深な態度…」
ワンフレンド「なんか腹立つワン。」
まあでも、気になるものは仕方ない。
夜を待って、さくら中央シティの工事現場に向かう事を決めた。
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夢(プロフ) - イルカさん» 本当?!見てみる!! (7月12日 17時) (レス) id: 085c45e992 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 夢さん» 『なんか妖怪』さんが10周年記念に映画作ってた!めちゃくちゃ面白かったから機会があったら見てみ!最高だった! (7月12日 16時) (レス) @page14 id: b093c7cd53 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - 10周年…早いなぁ…めでたいめでたい! (7月11日 22時) (レス) @page14 id: 085c45e992 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 妖怪ウォッチ、10周年おめでとうー!! (7月11日 22時) (レス) id: b093c7cd53 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - イルカさん» うん!楽しみにしてるー! (7月6日 17時) (レス) id: 085c45e992 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イルカ | 作成日時:2023年6月29日 20時