金曜の夜でもゲラゲラポー Part2 (ページ1)

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第7章　いじわる妖怪キュウビページ1

夏休みのとある日、お父さんに呼ばれて外に出る。

すると、そこには水色と黄色を基調としたかっこいい自転車があった！

A『わあっ！この自転車どうしたの！？』

私は驚きを隠せず、お父さんに聞く。

お父さん「Aが大事な書類を届けてくれたおかげで会議が上手くいったんだ。あの時は助かったよ。ありがとう。これはその時のお礼。大事に使うんだよ。」

そう言えばいつかお礼をするって言ってたな…

想像をはるかに上回る『お礼』に、私のテンションは確実に高まっていた。

A『わああっ！ありがとうお父さん！』

ウィスパー「よかったですね！Aさん！」

ワンフレンド「一生懸命書類を届けた甲斐があったワンね！」

するとお父さんはこんな事を話し出した。

お父さん「お父さんも、子供の頃に自転車を買ってもらえた時は嬉しくてな…日が暮れるまで乗り回して、おじいちゃんに叱られたものさ。」

そんなお父さんの思い出話を小耳に挟みつつ、私は早速自転車に跨った。

それを見たお父さんは嬉しそうに

お父さん「おおっ、高さはピッタリだな。乗り心地はどうだ？」

A『うん！すごくいいよ！』

私は満面の笑みで答えた。

お父さん「折角だから、そこら辺で試し乗りしてきたらどうだ？」

お父さんからの願ってもみない提案に私は即行で頷き、自転車に乗って桜ニュータウンを駆け回った。

A『ふう…だいぶ慣れてきたし、桜町フラワーロードまで行ってみようかな！』

お父さん「少し離れてるし、自転車で行くにはちょうど良い距離だな。さくら中央シティの方には車が多いから、団々坂の方を行くんだぞ？」

A『うん！分かった！』

私はお父さんが家に入るのを確認すると、自転車のカゴにワンフレンドを乗せて走り出した。

ワンフレンド「こんな特等席にいちゃっていいのかワン！？」

ワンフレンドが目をキラキラと輝かせて聞く。

A『もちろん！その代わり、危ないから立ち上がったりしちゃだめだよ？』

ワンフレンド「分かったワン！」

そんな会話を交わした私たちは、桜町フラワーロードを目指して自転車のペダルを漕ぎ出した。

当たり前だが、走るより断然速いし、楽だ。

顔に当たる風が心地いい。

こうして、おつかい横丁に到着する。

ここに桜町フラワーロードがある。

桜町フラワーロードは、たくさんのお店の並ぶ商店街だ。

A『そう言えば欲しい漫画があったんだけどもう出てるかな…』

私は早速書店へと向かった。