38 ページ37
・・・
・・・
・・・
私「できた!」
結構…いい感じかな…?
横「ニカは、足でまとい過ぎ(笑)蒼真もいつもみたいに怒っていいんだよ?(笑)」
私「そ、っそうだな!」
チラッと二階堂さんの方を見たら、しょんぼりと落ち込んでいた。
あっ、いやそんなに落ち込ませるつもりは…!
と、手が出かけたとき
玉「蒼真〜」
と、呼ぶ声が聞こえた。
私「あ、今行く!」
玉森さんからの呼び出しに、その手は止まった。
一二歩前に出たけど、二階堂さんの表情を思い出して逆戻り。
私「ニカ、すっげー楽しかったよ!ありがとう!」
なんて、言葉を告げて私はキッチンを出た。
二階堂さんの表情を、見てはいなかった。
____________
二階堂side
うぅ…
自分でも自覚してるよ…
皿は落としそうになるし、
野菜なんて吹っ飛んでくし、
蒼真に頼ってばっかりだった。
自分でも分かってるけど…
蒼真と料理してみたかったんだよ(´;ω;`)
しょんぼりと顔を下に落としたけれど、自分らしくない事はしたくないので、謝りはできなかった。
玉「蒼真〜」
私「あ、今行く!」
うー……
蒼真にも、嫌われちゃったかな…?
今日の鍋は、いつもより美味しくなくなりそうです…
なんて思って、大きなため息が出ようとした瞬間。
私「ニカ、すっげー楽しかったよ!ありがとう!」
蒼真の満面の笑みが、俺に向けられた。
え?なんて言葉が出かけて顔を上げた時には、背中が向けられてて。
パタパタとキッチンから出ていく姿に、ハッと吾に帰る。
いやいや!待て待て!
あの蒼真が…?
俺の気持ちを読み取って…?
俺を、慰めた…?
一気に涙腺が壊れかけそうになった。
もう……
蒼真、随分変わった…
頬が赤くなりつつある俺なんか気にも求めていない、横尾さんに聞いてみた。
二「蒼真、変わってない?」
横「あー、分かる気もする。」
二「なんか、優しくない?」
横「うん。」
二「……俺、蒼真が女だったら、百パー惚れたかも。」
あんな可愛くて、純粋な子が女子だったら…
一目惚れだな。
199人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みく(プロフ) - 玉森海叶さん» はい!セクシー系でお願いします! (2018年1月1日 4時) (レス) id: 3d3212f920 (このIDを非表示/違反報告)
信乃(プロフ) - そうですね、セクシー系がいいです! (2018年1月1日 2時) (レス) id: 6f377a3766 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - 夏緒理さん» みっくんも、いろんなジャンルがありますよね!感動系、セクシー系、ダンス系などなど!なんか、みっくんなら、何でも似合いそうです(´˘`*) (2017年12月31日 23時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - 信乃さん» おお!藤ヶ谷くん人気!やっぱ、藤ヶ谷くんって王道ですよね!(*^^*)やはり、セクシー系がいいですかね(´∀`*) (2017年12月31日 23時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - ちーさん» やっぱり、そう思いますか?!(照)嬉しいです!なんか、自分でも我ながらいいなぁ、とか考えてますね(笑)宮田くんとのイチャイチャ、ほんとに良かったですもんね!BE LOVEも、捨て難いです! (2017年12月31日 23時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年11月19日 23時