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慌ただしく車を出ると、宮田さんは紙袋にフィギュアをしまい込んだ。
荷物を取り出すと、玄関の扉を開け……ようと思ったが、両手に抱え込まれている荷物のせいで、扉まで腕が上がらない。
私「……ん、んー!」
『ガチャッ』
扉が勢い良く開き、顔を出したのは
二「何やってんだよー。早く入れ?」
二階堂さんだった。
入ると、すぐにキッチンへと向かった。
そして、十秒遅れて宮田さんも汗だくで入ってきた。
宮田さんは玄関に鍋の材料を置くと、
宮「これ、運んどいて!」
なんて言われ、紙袋を持って突っ走ってった。
紙袋だけ持っていったらバレ…
玉「おい、宮田。なんだよ。それ。」
……ほらぁぁ……
宮「え、こ、これぇ?これはぁ……」
玉「俺らは、鍋のお金を割り勘でお前に渡した。だから、材料以外は買ってこないんだよな?」
私はそそくさとキッチンに運び込んだ。
鍋の準備、包丁の準備も万端の横尾さんの元へと行って、また玄関に置いてある荷物を取りに行こうとキッチンを出る。
玉「蒼真、宮田とどこいってきた?」
……カタカタと首が動く。
ま、まさかの私…?!
私「……ス、ッ、、、スーパー………か、なぁ?」
キョロキョロと目を泳がせて、そう答えた。
玉「蒼真は優しいキャラを作ってるから、まぁいいとしよう。確かに蒼真は、何も買ってない。宮田に駄々こねられたんだろ。」
宮「( ̄▽ ̄;)」
や、やば…的中…!
玉「宮田。中身、フから始まって、アで終わるものじゃないだろうな?ただでさえ部屋がやばいことになってるんだぞ?」
ふ、ふ、…フィギュア…
宮「ごめんなさぁぁぁい…」
宮田さんは、そっと私の後ろに隠れた。
玉「……ん?蒼真、いつもなら宮田のこと覆えるくらい身長デカいのに、なんかちっちゃくね?」
私「いや、チビじゃねぇーわ!」
……。
え?
北「…それ俺のヤツ〜!!」
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みく(プロフ) - 玉森海叶さん» はい!セクシー系でお願いします! (2018年1月1日 4時) (レス) id: 3d3212f920 (このIDを非表示/違反報告)
信乃(プロフ) - そうですね、セクシー系がいいです! (2018年1月1日 2時) (レス) id: 6f377a3766 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - 夏緒理さん» みっくんも、いろんなジャンルがありますよね!感動系、セクシー系、ダンス系などなど!なんか、みっくんなら、何でも似合いそうです(´˘`*) (2017年12月31日 23時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - 信乃さん» おお!藤ヶ谷くん人気!やっぱ、藤ヶ谷くんって王道ですよね!(*^^*)やはり、セクシー系がいいですかね(´∀`*) (2017年12月31日 23時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - ちーさん» やっぱり、そう思いますか?!(照)嬉しいです!なんか、自分でも我ながらいいなぁ、とか考えてますね(笑)宮田くんとのイチャイチャ、ほんとに良かったですもんね!BE LOVEも、捨て難いです! (2017年12月31日 23時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年11月19日 23時