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第3話 ページ4

コツン コツン


アルスラーンが王宮に入ったら、三人の足音が響いている。その音に目を向けたら、後ろに侍女が二人、そして真ん中にいる高貴な衣装を身につけており、なんといっても美しい美貌を昔から持っている雰囲気がある女性がいた


「"母上"!」
「……剣の稽古ですか、アルスラーン。」
「はい!父上のような立派な王になるために励んではいるのですが、中々上達いたしません…今も大将軍にいいようにあしらわれまして…さすが大将軍ヴァフリーズ!私なぞ…
「そう」


その言葉が最後で、タハミーネ達は王宮の長い廊下の中を再び歩いて行った


「…立派な王とはなんだろうな…」
「立派な王……か…………ヴァフリーズ、お前なら分かるか?」
「そうですな………それはアルスラーン殿下自身が考えた方がいいのでは?」
「そうか……という事でアルスラーン
頑張れ((グッ」


Aは両手の親指を立てた。それと同時に目がキラーンと輝いたのは気のせいだろうか…?ヴァフリーズも腰を下ろした。


「私も、殿下が立派な王とは何か見つけられることを祈っておりますぞ」
「姉上……ヴァフリーズはともかくその指はなんのつもりなのですか…」
「これは、頑張れと応援をするポーズだ。キシュワードから教えてもらったのだ」
「そういう意味が……よく分からぬ……」
「まぁそう深く考えるな……とにかく、立派な王とはどのようなものか、考えるつもりがあるならばまずはいろんな人々に触れ合ったらどうか?触れ合うことで何か分かるかもしれぬ」


ヴァフリーズも立ち上がった。マントが静かに揺れて手で身なりを整える。ヴァフリーズの目が普段閉じているため表情が穏やかに見える。しかし剣の稽古では師匠としての態度がとても伝わる。だからかAはヴァフリーズをとても信頼してる


「王女の言うことも良いかもしれませぬ。まずはそれを実行すれば良いのではありませぬか?」



アル「いろんな人々に触れ合う……か……」

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設定タグ:アルスラーン戦記 , 飛龍 , 水桜華   
作品ジャンル:アニメ
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ゆき - この作品にはまりました!どんどん更新してください!楽しみにしてます(^-^) (2016年3月18日 23時) (レス) id: 5fb2a3556e (このIDを非表示/違反報告)
水桜華(プロフ) - レッドび〜んさん» 有り難うございます!更新……是非早く更新出来るように頑張ります!! (2015年4月12日 21時) (レス) id: e9fbb0a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
レッドび〜ん - 面白いです!更新頑張って下さい、応援してます(^^) (2015年4月12日 17時) (レス) id: a96445016c (このIDを非表示/違反報告)
水桜華(プロフ) - カフラさん» ご指摘有難うございます!!私は頭が悪いので即位とか退位の意味がわかりませんでした……本当に有り難うございます!これからも頑張りたいと思います! (2015年4月11日 8時) (レス) id: e9fbb0a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
カフラ - おもしろいです!続きが楽しみです!ちなみに2話目ですが、即位とは王になることです。なので、アンドラゴラス王が退位しない限り、アルスラーンは即位出来ません。参考までに。 (2015年4月11日 3時) (レス) id: 46c73f3342 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水桜華 | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年4月7日 15時

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