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試合が再開され、サタンがドリブルをする。
サタンの後ろにいるアスとサルは疲れたように苛立っていた。
「…こうなったらヤツを出す！」
サタンがそう言い、チラリとベンチを一瞥し、ボールを外野に出す。
すると、オーストラリアの監督が手を上げ、選手交代の意志を示していた。
私はその隙に鬼道さんに話しかけた。
「鬼道さん。…灰崎くんとヒロトのラフプレーって、鬼道さんの指示ですよね？
…元雷門でもある貴方がなんでそんな事を…！」
鬼道さんは私の咎める声を無視した。
思わず顔を顰めると、近くにいた灰崎くんが呆れたように声をかけてきた。
「…お前、何にも見えてねぇな。」
「…見えてないのはそっちでしょ？いい加減にして。」
私は拳を握りしめ、低い声で言った。
灰崎くんは、一瞬私を睨むとその場からいなくなった。
私の隣にいた明日人が伺わしげに私に声をかけた。
「……A。俺もAと同じ気持ちだから。あんなの…サッカーじゃないよ…！」
明日人が悲しそうに俯く。
私は明日人の悲しそうな顔を見ると余計に、鬼道さん達に腹が立った。
しばらくすると、フィールドに"ルシ・ファノス"という見た目が女の子のような選手が入ってきた。
ルシはサタンと一言話した後、日本の選手をじっくりと観察し始めた。
「4番……0番。決定。」
ルシと目が合う。私はその無機質な瞳が少し恐ろしくて目を逸らした。
2人の会話はよく聞こえなかった。
「0番。ターゲットロックオン。」
ルシがそう言うとサタンは片手でルシを制した。
「待て、ルシ。0番___カザリはやめろ。あいつは使える。」
ルシはサタンの言葉に頷き、また選手を観察した。
「…………2番。決定。」
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木高(プロフ) - 零音さん» 零音さんコメントありがとうございます！応援嬉しいです。これからも楽しく読んで頂けるような作品作りを目指していきます！これからもよろしくお願いします！ (2019年2月12日 0時) (
レス) id: 6ed3a1f5ef (このIDを非表示/違反報告)
零音 - お初失礼します。まずは、後編おめでとうございます！楽しく読ませていただいてます。とても良い作品だなぁ。と思います。大変だと思いますが、頑張ってください！応援しています！ (2019年2月11日 19時) (レス) id: e98d9ad942 (このIDを非表示/違反報告)
木高(プロフ) - 青い闇の力さん» コメントありがとうございます！！これからも頑張らせていただきます！ (2019年2月6日 20時) (レス) id: 6ed3a1f5ef (このIDを非表示/違反報告)
青い闇の力 - 続編おめでとうございます！！！！小説を作るのはとても大変だと思いますが。これからも頑張ってネ!(ο゜,゜o) (2019年2月6日 15時) (レス) id: 72678932a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木高 | 作成日時：2019年2月6日 0時
