58 久々ランチ ページ28
今日はフレックス出社にしたから久しぶりに遅めに目がさめると、三宅さんからLINEが入っていた。
『昨日はそばにいてくれてありがとう。おかげでだいぶマシになった。』
「あ、よかった」
『よかったです。でもまだ安静にしていてくださいね』
そう送ると、すぐに既読がついた。
顔を洗おうとスマホを置くと、着信音がなった。見ると、三宅さん。
「わ、おはようございます」
「Aちゃんおはよう。いま電話して平気？」
「今日は遅めの出社なので大丈夫ですよ」
「てことはまだ家にいる？」
「はい」
朝から好きな人と電話はさすがに緊張する…。
「Aちゃん、ちょっと声かすれてない？」
「え？朝だからかな」
緊張が伝わったのか指摘されてびっくりして、声がちょっと裏返ってしまった。
「そか、俺今日午後から仕事行くんだけど、Aちゃんは何時から？」
「昼過ぎですね」
「お、そしたらランチ一緒しない？」
久しぶりのランチのお誘いにちょっとテンションが上がったものの、昨日まで風邪引いてた人が外出して大丈夫なのかな。しかも仕事するって言ってるし、別の日の方がいい気がする。
そんなことを考えているのがバレたのか、三宅さんはクスクス笑い始めた。
「体調はもう大丈夫、熱も下がったし元気だよ。仕事は接客の方には出ないで、今日は裏方専門にした」
「そっか、それ聞いてちょっと安心しました」
「うん、心配してくれてありがとう」
なんか、電話でも三宅さんには考えてることがお見通しだなって思う。
きっと、人のことをよく見ている人だからそうなんだろうな。
「そしたら、お昼一緒に行ってくれる？」
「はい！あ、この前友達に聞いた美味しいおかゆのお店があるみたいなんですけど、そこにしませんか？」
「いいね、そこにしよ」
待ち合わせの時間を決めて、駅で落ち合うことにした。
一息処以外で会うのは花火大会ぶりで、ちょっと緊張。
仕事の準備をして、家を出た。
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いちご(プロフ) - たすくさん» とても好きな作品です。いつか続きが読めることを心待ちにしております…！ (2022年1月13日 6時) (
レス) id: c0a7076b19 (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネ(プロフ) - この小説本当に大好きです。たすく様の続けやすい更新頻度で頑張ってください。応援しています。 (2021年11月27日 13時) (レス) @page32 id: d2b1880b5d (このIDを非表示/違反報告)
さっぷる(プロフ) - たすくさん» 更新とご返信、ありがとうございます！今回も素敵なお話で、益々続きが楽しみになりました！ご自分のペースでゆっくり更新なさってくださいね〜！ (2021年8月24日 2時) (レス) id: 0ad332718e (このIDを非表示/違反報告)
たすく(プロフ) - さっぷるさん» さっぷるさん、いつもコメントありがとうございます。やっと更新することができました。これからも楽しんでいただけると嬉しいです！ (2021年8月22日 23時) (レス) id: 33661927ce (このIDを非表示/違反報告)
たすく(プロフ) - NAOさん» NAOさん、コメントありがとうございます。そしてお久しぶりです。読み返していただいているなんでありがとうございます...！これからもちょくちょく更新していくので、楽しみにしてもらえると嬉しいです^ ^ (2021年8月22日 23時) (レス) id: 33661927ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たすく | 作成日時：2019年4月28日 17時
