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お皿 ページ3

それから、月に一回くらいのペースで俺と佐々木さんは飲みにいくようになった。

佐々木さんに言っといて、坂本さんに言っといて、と佐伯が伝書鳩代わりにされることに疲れて、「いい加減お前ら連絡先交換しろよ!」というまではお互いに連絡先も知らないまま。

でも、飲みにいくと会話は必ず弾んだ。

連絡先を交換してからも、ただの飲み友達としてのやりとりが続いて、月に一度、思い出したように飲みに行く。

そんな日々が心地よかった。


しかし、今日送られて来たメッセージにはわざわざ”個室予約しておきました”と書いてあった。

店に着いて向かい合ってもなんだか佐々木さんのテンションがいつもと違う。

「なんかあった?」

すっかりタメ口で話すようになっていた俺だが、砕けた言葉も使うようになっていた彼女はまた敬語に逆戻りしていた。

「坂本さんって、芸能人だったんですね」
「あぁ...それは、」
「...今まで何も気にせずにお店連れ回してごめんなさい!」

テーブルに顔がつくんじゃないかってくらい頭を下げた彼女はなかなか顔を上げない。

「佐々木さん、顔上げてよ」
「はい...」

すっかり縮こまっちゃった彼女に安心してもらいたくて、そしてあまりにも必死に謝ってくるのが可愛くて笑ってしまった。

「ところで佐々木さんはなんで俺が芸能人だって気づいたの?」
「たまたま平日の休みの日にOne Dishを見て...」
「なるほど」
「なんかかっこいい人が料理してるなーって思ったら坂本さんで...」

不意打ちの「かっこいい」にドキッとしたのは内緒だ。

佐々木さんはそれから、会社の同僚に「坂本昌行を知ってるか」を聞いたところ、ジャニーズのV6だというところまでたどり着いたそうだ。

散々今までのことを謝った後、彼女はぽつりと
「坂本さん、料理すごくお上手なんですね」
と言ったのがなんだかツボに入って笑っていたら、彼女もやっと笑ってくれた。

月一→←芸能人



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設定タグ:V6 , 坂本昌行 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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ともみ(プロフ) - 完結おめでとうございます!ドキドキしながら読ませていただきました(^-^)別れた時は、えーー(ToT)ってなりましたが、ハッピーエンドで良かったです( ≧∀≦)次の新しいお話も楽しみにお待ちしております(*^^*) (2019年2月24日 8時) (レス) id: b6c0f7eaa3 (このIDを非表示/違反報告)
たすく(プロフ) - ふきさん» ふきさん、再びのメッセージとご心配ありがとうございます。楽しみにして頂けているようで嬉しいです。今後ともよろしくお願いします! (2019年2月23日 20時) (レス) id: 9e51fbe689 (このIDを非表示/違反報告)
ふき(プロフ) - たすくさん、風邪は如何ですか?寒暖の差が激しいのと乾燥で今の時期シンドイと思いますが、ご自愛下さいね。本編、恋弾が引き寄せて佐々木ちゃんと昌さんにもう一度いちゃいちゃさせてあげたい!願望が……また、更新お待ちしてます(^-^) (2019年2月23日 5時) (レス) id: ada8638135 (このIDを非表示/違反報告)
たすく(プロフ) - なるちゃんさん» ありがとうございます!最近少し忙しいので次の更新は2月になると思います…。楽しみに待っていただけると幸いです! (2019年1月20日 8時) (レス) id: 9e51fbe689 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - 更新楽しみにしています! (2019年1月20日 8時) (レス) id: fc080c847b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たすく | 作成日時:2018年11月15日 11時

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