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本当になんで私
日本人なんだろう
別に生まれたくて生まれたわけじゃないのに
韓国だって親の都合でこっちに来ただけだって言うのに
それも知らずによくそんな事が口にできるもんだよ
クズは君たちだろって……
心の中で
ぐずぐず愚痴りながら
レコーディング室に入ると
私が1番のりみたいだ
良かった。
でもきちんと準備されてる
ペットボトルの水と資料とメンバーが書いた歌詞
今日も長引くのかな……
まぁ、仕事だし仕方ないけど。
自分の指定席に座って
資料とメンバーの歌詞に目を通した。
相変わらず
進化し続ける防弾少年団。
歌詞も重みがあって
リアルだ。
「 …………ふーん。」
1人でブツブツ言いながら
読んでると
コンコン
誰かが来た。
ガチャッ
??「 ……今日もはえーな。」
ユンギさんだ。
ペコと頭だけ下げて
また目を資料に向けた。
別に特別、話す事もないし
正直、必要だとも思わない。
ただの仕事仲間だ。
SG「 ……そんなに見入って
資料って面白いところあんの……? 」
ユンギさんを見ると
ユンギさんも資料を見ながらそう言ってた
なんか初めてなような気がする。
こんな風に話しかけられるの
戸惑って声が出ない…
SG「 ………話しかけんなってか? ㅋㅋ」
「 …あ、………いや、違います……
その、ただ読んでるだけで…… 。」
ユンギさんは少しびっくりした顔で
こっちを見てくる
話しかけたのはそっちなのに……。
そんなに私を見て、何を思ってるの…
怖い………
SG「 ………直接、話すと声
高いんだな…意外だな 」
少し低い声で私を見て言った。
褒められたのか
けなされてるのか…
SG「 いちお、褒めてんだけど? 」
切れ目の目がこちらを見た
ちゃんと目が合って
少し、ニコって笑ってる。
「 …………あ、どうも…。
ありがとうございます。」
もしこんな時に
素直に嬉しいって顔が出来てら
………私にはそんなの
必要ないか。
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作者名:リナ | 作成日時:2019年1月6日 3時