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怖い怖い
やだっっ
怖すぎる!!!!
必死に走っても
やっぱり近くにはあの家しかない。
もう賭けに出るしかない
捕まったら
このリュックをこれでもかって
振り回すしかない。
頭の中で捕まった時を
想像しながら
とにかく必死走った。
あ!!!
家、見えてきた!!
お願い!だれかいて!!!
「 はぁっはぁっ
はぁっはぁっ、はぁっはぁっっ
お、お願いっっ、はぁっはぁっ 」
ドンドンっっ
お願い!!!
「 すみません!!!
助けてください!!! 」
シーーーン
やだ!!!!
やだ、やだ!!!!
もぉ!!怖いよ!!
「 お願い!!!
開けてください!!
クビにしてもいいから助けてーー!! ←」
どんどん
近づいてくる髪の長い、ミニスカの人
怖いよ!!ホラーかよ!!!
「 うぅ、ヒクッ
お願いしますっっ!!ぅぅ、ヒクッ
開けてください!!助けてぇ!!! 」
怖すぎて
とにかく叫び続けると
コトッ
後ろから足音が聞こえた。
え、捕まるの……
「 、ごめんなさい!!!
わたしが何かしたなら謝りますぅ!!
ん、ぅぇ、ヒクッ
ごめんなさい!!! 」
そう言いながらしゃがみ込んだ。
たしかに、目の前には人の足がある。
あ、もうダメだ。
「 やだ、やだ、やだ!!!!
ごめんなさい!!
ぅえ、ぅ、ヒクッ 」
ポンッ
肩に手が置かれた
ビクッっ
「 いやぁーーー!!! 」
そう叫びながら
殴ろうとすると
がしっ!!
??「 やぁやぁ!!
けんちゃな?
何があったんですか?? 」
え?
しっかりと目の前の人を見ると
深く帽子を被っててマスクした男の人。
助かった………
助かった。
「 さ、っき
髪の長い、ミニスカの人が……
急に私めがけて追いかけてきて……
どんなにまいても足が早くて……
それで…、それで 」
本当にもう大丈夫だ。
そう思うと涙が止まらなくなった。
??「 …あっっ、
大丈夫ですよ!!
大丈夫です! 」
肩をかり
立つと意外にも
私より身長が高くて細身の人。
すると玄関の電気が着いた。
あ、なんかほっとする。
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作者名:リナ | 作成日時:2017年5月29日 23時