ナ ニ サ マ ？

元カノ ページ2

高校の時からの友人だったA。




大学も一緒で
お互いにカノカレもいなかった夏ぐらいの頃



" 彼氏、そろそろ欲しいな〜 ㅋㅋ "






そう言った時、

Aが好きだった俺は" イケル "
そう確信した。






夏休みに入って
花火大会に誘ったら


" 暇だし、いいよ "




そう返事が来た。




心の中でガッツポーズをした。






花火大会、当日に
花火があった時




花火の音の中で






" 付き合わねぇ？ "



花火の音とかぶって聞こえなかったかも
そう思った時



" いいよ "






そう呟いた君の横顔を俺は覚えてる。






それからは今までは変わらず


友達の延長線。




周りの男友達からは


" そんなんで満足出来んの？ "



笑いながら聞かれた。



満足………かぁ。




そう思ってた自分は
正直、満足では無かった。





本当はカップル同士でしか出来ないことを
たまにはしたかった。




手をつないだり

抱きしめ合ったり

キスしたり

一緒に寝たり




でも

俺が1回聞いた時



" んー、何か恥ずかしいん…だよね ㅋㅋ "




顔を赤くして言った君を見て
一瞬でこれでいいって思えた。





Aを大切にしよう。
そう思えた。






それから

半年

1ヶ月


2ヶ月


3ヶ月




丁度いい節目を迎えた時



初めてAとした。



痛がるAを見て、
途中でやめる？って聞くと


" ユンギ……動いていいよ… "




涙目で顔も赤くて
ぎゅっと俺の手を握った時


これが愛かって感動した。




それからあっという間に



1年が経って


段々、お互いに緊張はなくなっていって
お互い、居て当たり前になっていった。





幸せだった。




本当に。









でも、1年半ぐらいの時


俺はバイトが忙しくて1ヶ月ぐらいは会えなかった。




その時だった。





Aの様子がおかしかった。

触れようとすると嫌がって
話しかけても上の空。


そして、スマホがなる度に
嬉しそうに画面を見つめてた。




俺の頭によぎったのは

" 浮気 "


違う。
そう思いたいけどダメだった。


" お前、浮気してんの？ "


つい、イラッと来て言ってしまったのが間違いだった。


" は？ 何を根拠に？ やめてよ。

そーいうの。 "




信じられなかった。



1ヶ月の間に浮気したんだって
思い込んで


信じられなかった。

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