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Episode 8.4【京本大我】 ページ22
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担当医の方に特別許可を頂き俺はAの近くに行くことが出来た
「A……遅くなってごめん、俺急いできたんだ」
「明日結婚式なんだよ…目覚ましてくれないと俺悲しいよ」
「俺……さ。幸せに出来てたかな……なんて弱気になっちゃダメだよな…また後でね」
意識が戻らないAに俺はずっと話しかけた
でも俺が弱気になったらきっと怒るんだろうな…って思って俺は部屋を後にして樹がいるらしい待合室に向かう
そこにいた樹は弱々しくベンチ座っているように見えた
きっと樹なりに辛い思いしたんだろうな
申し訳ない気持ちと一緒にいてやってくれてありがとうっていう気持ちが交差してた
ごめんな、辛い役割させちゃって
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作者名：りこ | 作成日時：2020年4月22日 23時
