さよなら一番愛した人【京本大我】 (ページ3)

今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:45,314 hit

Episode 1 ページ3

.

朝6時
アラームがなっている目覚まし時計を止めまた布団に潜る

カーテンの間から光が差し込むのが眩しい
私はあと何回この光景を見れるんだろう

後6ヶ月。されど6ヶ月
隣に寝ている大我を横目で見ていると私が本当に癌だということを忘れさせられる

京本「んん～A？おはよう～」

「おはよう大我」

京本「もうちょいこっち来て……寒い…」

「はいはい(笑)でも後10分で起きるからね」

京本「ん～」

ダブルベッドで寝ている私たちは良く引っ付いて寝てる
朝に弱い大我はいつも私が起こして朝ごはんを作ってあげて一緒に現場に向かうそれが毎朝のルーティーンだった

仕事で忙しい私たちはどんなに忙しくても朝ごはんと夜ごはんは一緒に食べて一緒に寝ようというルールを作ってくれた
これは大我なりの気持ちらしい

やっぱり仕事でアイドルという職をしてる以上女性と接する機会が多い為私を不安にさせないという理由なんだって
まぁこれはメンバーの松村くんから聞いた話なんだけど本当に私って愛されてるなってつくづく思う

「あ、大我！時間だよ～朝ごはん作るから起きて」

京本「起きる…Aの朝ごはんほんとに好きなんだよね」

「私の和食が好みなんでしょ？(笑)うちの実家京都だから味付け京風だしね」

京本「そうそう！特に味噌汁と煮物が好きなんだよ！」

「ほんと、大我って普通のジャニーズアイドルって感じじゃないよね(笑)変わってる(笑)」

京本「よく言われるよ(笑)」

朝にたわいもない会話をしながらお互い朝の準備を始める
大我は朝起きたらまず最初に部屋のカーテンを全て開けて5分間の日光浴
私はその間に洗面台に行き顔や歯を磨いたら朝食作り

冷蔵庫の中に昨日の夜大我が作ってくれた残り物があったのでそれを出すのとお味噌汁と納豆を出すことにした
私はもっぱら朝そんなに食べれない人なので基本は味噌汁とかだけなんだけど昨日貰った緩和薬を飲まなきゃ行けないのでしっかりご飯をよそい食べることにする

「大我、ご飯出来たよ。一緒に食べよ」

.