さよなら一番愛した人【京本大我】 (ページ13)

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Episode 5.4【ジェシー】ページ13

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いきなり北斗が大我の事を殴ったのはめちゃくちゃビビったよ
だって、ライブ後だよ？？
いくら不仲だからってこんな急に喧嘩おっぱじめる？って思ったけどまぁ何が原因かはわかった

あの後、慎太郎と髙地の2人が「みんな集まって会議室来て欲しい」って言ってたから多分だけどAちゃんの事なんだろうなってすぐわかった

ほら、実際そこに行ったら後輩ちゃんが暗い表情してそこにいるからね

俺は北斗を落ち着かせるように椅子に座るとほかのメンバーも俺に続くように隣に座り始めた

後輩「集まっていただきありがとうございます」

慎太郎「それでさっきの話って…」

髙地「お前落ち着けよ、後輩さんのタイミングで話させてやれ」

こうゆう時、ほんと髙地って年長なんだなって思う
宥めるの上手いんだよなぁ

樹「ごめんね、話し続けていいよ」

後輩「すみません､､､私もぶっちゃけ朝聞かされてまだ気持ちの整理がついてないんです……けどこのことは絶対皆さんにお話した方がいいって思ったんでお話しますね

皆さんがずっとお世話になっている御井Aさん…いらっしゃいますね…その方が今日の昼、癌の治療をする為入院するということを電話で伝われました。
そして、驚くことを私は今日聞かされました……彼女の余命があと2ヶ月も無いということです」

その言葉を聞いて俺たちは言葉を失った
確かにこの前会った時凄い体調悪そうであれは貧血だけじゃないとは思ってたけどまさかそこまでだとは思ってもいなかった

京本「はっ……嘘だろ、だって俺！昨日まで普通に元気にしてたんだよ！？」

「大我、落ち着けよ」

京本「落ち着いてられるかよ！なんで…俺もっと早く話聞いてやれなかったんだろ」

松村「京本……お前が悪いわけじゃねぇよ。でもあいつも悪い訳じゃない。」

「北斗…お前知ってたのか？」

松村「いや、さっき知ったよ…だからカッとしてつい手が出た……ごめん京本」

なるほどな
全部点で繋がったよ

ほんと、北斗って不器用だな
まぁ大我とAちゃんのこと1番に応援してたからだよな、、、

京本「ごめん、俺ちょっと頭冷やしてくる」

「俺も着いてくよ」

落ち込んでたり泣いてたりしてる残りのメンバーを樹に任せて俺は1番ショックがでかいはずの大我の近くにいることを決めた

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