キンプリが大変！

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神宮寺side







俺は夢を見ていた。

皆が俺から離れていく夢。





皆の後ろ姿を必死に追いかけて遠くなっていく背中。





『 待ってっっっ！！！ 』




岩「 ぷー？大丈夫？魘されてたよ？ 」




目に映ったのは心配そうな顔をした玄樹と紫耀の顔。




俺は怖くて、必死に2人に手を伸ばした。


岩「 怖い夢でも見たの？大丈夫？ 」



平「 神〜？大丈夫やで〜？ 」





廉「 うわぁーーん 」




いきなり響いた廉の泣き声。



廉が大声で泣くなんて今迄まったく経験した事が無くて、焦った様子で紫耀は廉のところに向かった。





『 あっ、 』


突然離れた右手に不安を覚えた俺は声が零れた。



岩「 大丈夫だよ？俺画ずっと傍に居るから。紫耀は廉の方に行っちゃったけど、俺はずっとここに居るから、安心して？ 」




玄樹に抱き締められ、安心した俺は深い眠りについた。

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