キンプリが大変！

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高橋side




岩「 海人顔色悪くない？ 」




え、嘘っ。


全然わかんない。



確かにちょっとフラフラするけど...


そんな事より体が痛い。









『 はぁはぁ... 』



今日に限ってレッスンはキツかった。



すぐにあがる息。

痛む体。スタッフさんの暴言が浮かんでは消える脳内。





...〜〜♪




終わった...。




ドサッ




気が抜けた瞬間体が前に傾き、そのまま地面に叩きつけられた。




メンバーが駆け寄ってきてくれる。




何を話してるかは分からないけど、紫耀がごめんと言いながら、俺の服をめくった。





『 あ、ダメっ！ 』




って言った時には遅くて...



傷だらけの俺の体を皆が唖然として見ていた。






廉...怒るかな？





いつも、俺や紫耀が具合悪いの隠してたりすると、廉は怒る。


それだけ俺らのこと心配してくれてるんだよね？




でも、今日の廉は優しく俺に理由を聞いてくれた。




廉、怒ってない。良かった...。



紫耀に抱えられソファに寝かせられた。




Princeの3人は気を使って席を外してくれた。





『 あのね...俺の傷、スタッフさんにやられたの...。3週間位前から...。最初のうちは言葉で言われてたんだけど、だんだん、手をあげられるようになってっっ... 』



涙が溢れてきて、言葉が詰まった。





平「 そっか...辛かったな...。気づいてあげれなくてごめんね？でも、もう大丈夫だよ。海人は俺らが守るから。 」




紫耀が俺の手を握ってくれる。



永「 ホンマによく頑張ったな。辛かったやろ？海人の事虐めてた、スタッフさんの名前わかる？ 」



『 ...前田さんと、小城。 』



平「 え、よくいるスタッフさんやん...。 」




永「 教えてくれてありがとう。疲れたやろ？ちょっと休み？もう、心配しなくて大丈夫やで！ 」





優しく微笑んで頭を撫でてくれる廉。



岩「 はーい。手当しますよ〜。 」



神「 痛かったらごめんな？ 」



優しく傷を手当してくれる2人。




岸「 今日はもう終わりでいいって！海人お大事にって言ってた！ 」



平「 岸くん声でかい。うっさい。 」



岸「 あ、さっせん！ 」


笑わせてくれる岸くん。



ずっと俺の手を握ってくれる紫耀。



みんなが俺の周りにいてくれる。








幸せ、






安心したのか瞼が重くなってきた。



最近あんまり寝れてなかったから、寝たいな...




瞼が完全に閉じる瞬間に見えた廉の顔は、誰かを睨んでいた。

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