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(side,you)
食事を終えた私達は自己紹介も兼ねて雑談をしていた。
雲「俺は渡会雲雀！たらいとか雲雀とか好きに呼んでよ」
『雲雀さん…』
雲「なぁんで！笑」
セ「あはは、Aは礼儀正しいからね。いきなりあだ名でなんて呼ばないんだよ」
四「年の割にしっかりしすぎているような…やっぱりどこかのご令嬢なんですかね？」
雲「それも奏斗が来たらわかることだし、あっ噂をすれば！奏斗〜！」
雲雀さんが笑顔で手を上げた先を見る。
黄色い紙にオレンジのメッシュが入った髪型に、まさに好青年という出で立ちの男の人だ。
奏斗さんはカウンターでコーヒーを注文し、私の目の前の席に着いた。
奏「アキラから話は聞いたよ。君がAちゃんだね」
『は、はい』
表情は穏やかだが、どこか品定めするような視線を感じて緊張する。
じっと見つめう。実際には数秒だったのだろうが、正体がバレてしまうかも知れないと緊張する私にとっては、それはそれは長い時間だった。
そして奏斗さんはニコリと微笑み、アキラさんに向き直る。
奏「ん〜残念ながら僕にも心当たりはないかな。力になれなくてごめんね」
四「そうですか…」
アキラさんはがっくり項垂れる。
セ「どうしよっか…情報もないんじゃ他に宛もないよ」
四「保護してもらうというのも流石に不憫ですもんね、明らかに孤児ではないですし。」
四人は揃って考え込む。なんだか申し訳ないな。
そこで沈黙の中唐突に雲雀さんが声を上げた。
雲「じゃあさ、俺達のアジトで、行き先が見つかるまでしばらく預かるってのはどお？なぁ奏斗。」
名案だ、とでも言いたげな笑顔で、頭上に電球が見える。
奏「う〜ん、それって誘拐とかにならないかな？」
セ「戸籍がないんじゃ誘拐も何も無いと思うけど…」
奏「それもそっか、分かったよ」
そう言って奏斗さんは席を立ち、店内の角にある本棚の前に立った。
本棚に敷き詰められている本のうちの数冊をグッと押す。
すると、ゆっくり本棚が右にスライドし、古ぼけた扉が現れた。
＿＿＿＿＿＿＿＿隠し扉だ。
奏「今日から僕達VOLTACTIONが君の面倒を見るよ。よろしくね。」
微笑む奏斗さんの顔は頼もしいリーダーの顔だが、その瞳の奥に執着心のようなものを感じ、なんだかゾッとした。
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だいふく - 今日読ませていただきました最高なんですが？！？！？めちゃめちゃ続き気になります、、、、脅しなどではないのですが、更新していただけないでしょうか、、、！！無理にとは言いません！！お願いします！！！！！ (4月27日 0時) (
レス) @page11 id: 62ac1f7b8d (このIDを非表示/違反報告)
おしお(プロフ) - 説明文のところも検索に引っかかりますので、タグと同じように伏字等で検索避けしてくださると幸いです…！お話、めちゃくちゃ好みなので更新頑張ってください…！！ (2023年2月23日 19時) (レス) id: 0f21b95417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さび | 作成日時：2023年1月30日 20時
