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(side.you)
「こんな時間に何してるの?見た感じ、5、6歳だよね?」
そう言いながら、セラおと呼ばれた男性は私を抱き上げた。
いやいやいや、5、6歳?!仮にも私は成人女性だ。
『なに言ってるんですか、私はれっきとした20さいです!お酒だってのめますよ!?』
何故だろう、呂律が回らない。
「えぇ…どう見たって幼女ですよ…ほら」
そう言って今度は、凪ちゃんと呼ばれた男性が私に手鏡を突き出した。
そこに映ったのは小さな女の子だった。
透き通った白い肌はもちもちとしており、セミロングの黒髪がそよそよと夜風になびいている。零れ落ちそうな大きな瞳は不安そうに揺らいでいる。
この顔を私は知っている。昔、実家のアルバムで見た、紛れもない私自身だ。
『え、ええぇえぇえええ!!?!!?』
閑静な路地裏に私の悲鳴が響き渡り、そのまま意識を失った。
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だいふく - 今日読ませていただきました最高なんですが?!?!?めちゃめちゃ続き気になります、、、、脅しなどではないのですが、更新していただけないでしょうか、、、!!無理にとは言いません!!お願いします!!!!! (4月27日 0時) (レス) @page11 id: 62ac1f7b8d (このIDを非表示/違反報告)
おしお(プロフ) - 説明文のところも検索に引っかかりますので、タグと同じように伏字等で検索避けしてくださると幸いです…!お話、めちゃくちゃ好みなので更新頑張ってください…!! (2023年2月23日 19時) (レス) id: 0f21b95417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さび | 作成日時:2023年1月30日 20時