桜の咲く世界から

〜姉様だけ〜 ページ26

※さららの話し方がおかしいのでここから統一します


晴斗「そんなことが…」

さらら「私には月葉や蘭がいたから、悲しかったけど乗り越えることができた それなのに…どうしてなの月葉！」

月葉「僕は姉様を一目見て、僕のそばに置きたいと思った」

月葉は不気味な笑みを浮かべる。

月葉「僕は姉様が大好きなんだ 姉様だけいればいい」

さらら「だけど蘭はあなたにとって大切な人でしょ？」

月葉「ただのメイドに大切なんて必要ない 僕には姉様だけが必要なんだ 行こう？姉様」

月葉はさららに手をさしのべる。

さらら「私は…行かない」

月葉「そっか…なら無理矢理でも連れていくよ」

さらら「え…？」

月葉はさららの首に衝撃を与え、気絶させる。

晴斗「さらら…！」

月葉「晴斗さん、それ以上近づいたら殺しちゃうよ？」

晴斗(くそっ…今の俺には、月葉に勝つことができない…)

月葉「で、君はどうするの？」

月葉は颯へ顔を向ける。

颯「話も聞けたし今回は帰ってやろう だが、お前の姉はいずれ殺させてもらう」

月葉「その時は、僕と戦わないとね」

颯「そうだな」

月葉「またね 晴斗さん」

月葉はさららを抱え、遠くへと消えていった。

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