降谷零の好きなタイプが私と真逆な件について【降谷零】

真逆22 ページ23

「…最低ですね」


「何故だ！」



私は警視庁公安部の風見裕也です


今何をしてるかというと、警察庁公安部の我らが上司の降谷零さんを怒っています


なんでもAを泣かせて家から追い出されたらしいんです…最低ですよね女性を泣かせるなんて…



「少しはAの気持ちを考えてみたらどうですか？別に降谷さんより先に恋人作るくらいAの自由でしょう？それに恋が叶わないなんて降谷さんには関係ないでしょう！あと女性にメスゴリラなんて言える神経疑いますよ」



私がそう怒鳴るが、降谷さんは押し黙らない



「…考えてみろ、Aに彼氏なんていらないだろ？彼氏が出来たら今まで通り公安部に遊びに来ることも飲みに行くことも出来なくなるんだぞ？それに彼氏なんていなくても俺達がいるし…アイツは変わらなくていいんだよ…」

「なんのために俺が警察庁から毎日警視庁に来てるかわかってないだろ…」



………え？



降谷さんはここでやっと黙った



ちょっと待ってください



「え…もしかして降谷さん、Aのこと…」



「は？別にそういうことじゃないからな、勘違いするなよ風見…！そんなのでよく公安が務まるな！！」



降谷さんは明らかに動揺した



もしかして降谷さんとAは



もしかしてもしかしなくても





両 片 想 い なんですか？

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