我らこそヴィラン (ページ9)

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悪い微笑みのソフトクリームページ9

『とは言ってもなーー』

話し合いから数十分後ようやく解放され、今オレは新しい部屋にいる。最初にいた部屋とは違って、とても広く綺麗な部屋だ。
オレは綺麗で大きなベッドに横たわった。

『そんな簡単に答えなんてでねぇよぉ....つか、ここに来るまで他にも部屋があったな...』

見た感じ結構たくさん部屋があった。ヴィランズの人達なのか？それともオレと同じ人間なのか...そう考えると少し怖くなった

『オレと同じ人間が囚われてる...ひぇ...あの人達ならやりかねねぇ....』

一方、大広場かつ談話室では...
?「ねぇねぇマルフィ！新しい人間が来たってほんと？」
?「え！？うそ！その話本当なの！？」
?「その話嘘かと思ったわ」
マ「ああ、本当だよ。ね？エイトフット」
エ「マルフィがいきなり気になる人間がいたって言ってきてよぉ。どんな奴なのか聞いたら見てのお楽しみだっていうもんだから」
?「マルフィさんが気になる人間ですか...私もなんだか気になりますわ！！」
?「早く会ってみたいな。」
?「なんや、ホックも見たことないんか」
?「マルフィ以外誰も見たことがないんだ。私もダルメシアも」
?「どんな子なんだろー！一緒に散歩したいなー！！」
エ(ちょっと先に見てみるか...)

そんでオレは
『なーんか暇だなー...つーかピアノあるじゃーん！弾けないけど。とりまネコ踏んじゃったぐらいは弾いてみるか』

右手だけでネコ踏んじゃったを弾いてみる。
あんま上手くないがまあまあ暇は潰せる。

『ネコ踏んじゃった、ネコ踏んじゃった』

?「よぉ」

ｼﾞｬﾝｯｯ『うわっ！！！！！！』

耳元で誰かに囁かれた。そのせいで思いっきりピアノを叩いてしまった。

?「おいおい、そんな驚くか？」

後ろを向くと髪の毛がソフトクリームみたいな人?がいた。

『だ、だれですか』
エ「''エイトフットのジョー''だ。マスターは''アースラ様''。部屋は一番近く。ピアノの音が聞こえたもんで新しい人間かなぁ...と」
『ノックとかしてくれたら...』
エ「ノックしても返事がなかった」
『あ、すんません...』
エ「まあ、なんだ、同じヴィランズとしてよろしくな」
『あ、いや、まだオレ入るって決めてないです』
エ「あ？なんだまだヴィランズじゃねぇのか。」
『は、はい...』
エ「...まぁ....とりあえずよろしく」
『あ、よろしくお願いします...』

その人は悪い微笑みで去っていった。

『あの人どっかで...あ、ランドにいた...』

ここに来るまでの記憶を全て思い出してみた。