第３章*８話 ページ34
ここから主Sideに戻ります
俺は病院を出て、知らない土地をただひたすら歩いた。
もうあたりは暗くなり、雨が降ってきた。
ここは、どこなんだろう…
俺はなぜここにいるのだろう…
そんな考えが頭を駆け巡る。
雨があたり、体が冷え、意識が朦朧としてきた。どこかにぶつけた衝撃で頭の傷が開いたらしい。視界が赤くなってきた。
もう、前が見えない。
俺はその場に座り込み、壁によりかかる。
このまま俺は死ぬのだろうか。
誰かの迷惑になるくらいなら死んだほうがマシだな…
意識を手放そうとしたその時、低い声が聞こえた。
？「おいお前！何だその傷、死ぬぞ！姉鷺、救急車！」
目を少し開けるとしろい人とピンクの人。
？「はいっ！」
『…め。やめて…さい。…』
救急車を呼ばれてしまうと、さっきの病院に戻ってしまうだろう。それだと意味がない。今できる最大限の声で言った。
？「チッ」
舌打ちが聞こえたと同時に、浮遊感が襲う。その後に暖かさが…
俺は意識を手放した。
八乙女社長Side
俺は事務所の近くで仕事があり、今から帰ろうとしているときに雨が降ってきた。
橋の上を歩いていると、前に誰かがうずくまっているのが見えた。
どうせ、酔っぱらいか何かだろうと通りすぎようとしたその時、頭から血を流して倒れている中性的な顔の少年だった。
顔は青ざめ、息も浅い。声をかけ、救急車を呼ぼうとした時、小さな声で「やめて」と聞こえた。
病院服のままだから、逃げ出したか何かだろう。
いつもなら面倒事はできるだけ避けて通るが、何故かこの時は、手を出してしまった。
とりあえず自分の家に連れて行くことにした。
***+***+***+***+***+***+***
作者です。
いつの間にか順位までついていて、最高７０位！？
夢のようです。
みなさん、こんな拙い文章を読んでくださり、大変嬉しく思います。
これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 340人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アイドリッシュセブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琥珀 - 面白いです！！次のの更新遅くても待ってます！ (2016年9月19日 20時) (
レス) id: 644796dea0 (このIDを非表示/違反報告)
蘭華(プロフ) - 輪廻さん» お久しぶりです！いつもいつもコメントありがとうございます(´；ω；｀)ｳｯ…更新遅くなってしまい、すいません（汗）応援ありがとうございます！頑張ります！ (2016年8月31日 19時) (レス) id: 266261163a (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - お久しぶりです！ 八乙女社長の優しさに泣きました。 これからも頑張ってください！続き待ってます(^ ^) (2016年8月30日 23時) (レス) id: 3299528793 (このIDを非表示/違反報告)
蘭華(プロフ) - 輪廻さん» ありがとうございますううう(´；ω；｀)ｳｯ…頑張ります！ (2016年8月26日 18時) (レス) id: 266261163a (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - 続き楽しみにしてます！ 頑張ってください！（笑） (2016年8月26日 3時) (レス) id: 3299528793 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蘭華 | 作成日時：2016年7月11日 21時
