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第3章*4話 ページ30

検査が終わり、ようやく自分が記憶喪失になっている事を自覚し始めた。


自分の名前がわからない。年齢も、住んでいた所も、家族すらも。

自分がこの世に存在している意味がわからない…


先生が病室を出るときに、7人には会いたくないから結果は先生が伝えてほしい、とそして金髪の人に

『ごめんなさい』

と伝えてほしい、と言った。


先生が病室を出ていき、俺は、病院を去ることを決意した。

誰にも迷惑をかけない所へ。


改めて、初めて病室を見渡すと、テーブルの上に汚れたウィッグ、壊れたケータイ、血まみれの財布があった。

こう見ると、どんなにひどい事故だったかがわかる。


何故、神様は俺を生かしたのだろう。

記憶がなくなり、空っぽになるくらいなら死んだほうがマシだと心の底から思う。


俺は病院服のまま、何も持たずに、誰にも見つからないように病院を出た。



↓なにげ初
ナギSide

ハクの検査をすると言われ、病室を追い出されたワタシたちはナースに開いている部屋を貸してもらい、検査が終わるのを待っていた。

イオリ「なんなんですか。あの人は。」

「すいませんイオリ。ハクは本当はとてもいい友人なのです。今はああなってしまいましたが、何度も助けてもらったり、元気をもらったりしてきたんです。だからっ…」

イオリ「何故貴方が謝るんですか。こちらこそすみませんでした。何も知らないのに口出しをしてしまって。」

ヤマト「頭冷えたかー?」

ミツキ「仲直りできたかー?」

イオリ「「すみませんでした。」」


そういえば、タマキがハクに掴みかかって、なにか言ってたような…


ソウゴ「環くん。どうして桜さんに掴みかかったりしたんだい?」

タマキ「だって、あいつっ…」

怒りと悲しみが混じったような顔でタマキが言葉を続ける。

タマキ「あいつは、俺のにーちゃん、なんだ!」



全「「えっ?/はぁ?」」

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琥珀 - 面白いです!!次のの更新遅くても待ってます! (2016年9月19日 20時) (レス) id: 644796dea0 (このIDを非表示/違反報告)
蘭華(プロフ) - 輪廻さん» お久しぶりです!いつもいつもコメントありがとうございます(´;ω;`)ウッ…更新遅くなってしまい、すいません(汗)応援ありがとうございます!頑張ります! (2016年8月31日 19時) (レス) id: 266261163a (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - お久しぶりです! 八乙女社長の優しさに泣きました。 これからも頑張ってください!続き待ってます(^ ^) (2016年8月30日 23時) (レス) id: 3299528793 (このIDを非表示/違反報告)
蘭華(プロフ) - 輪廻さん» ありがとうございますううう(´;ω;`)ウッ…頑張ります! (2016年8月26日 18時) (レス) id: 266261163a (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - 続き楽しみにしてます! 頑張ってください!(笑) (2016年8月26日 3時) (レス) id: 3299528793 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蘭華 | 作成日時:2016年7月11日 21時

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