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第1章*12話 ページ14

?「ねえ君…」


背後から声をかけられ、追っ手がもう来たのかと思い、すぐに逃走経路を探した。


逃げられる可能性はかなり低いだろう。声を聞く限りだと男の人。疲れている俺が逃げ切れるとは思えない。


だから今は大人しく従うことにした。


『なんですか?俺を捕まえますか?抵抗はしませんよ。抵抗したって無駄でしょうからね。』


?「え、なんのことだい?僕は君の歌に惹かれてここまで来たんだ。さっきの歌は君が作ったのかい?」


『え?』


変だと思い後ろを振り向くと、知らない男の人だった。服装的に警察ではなさそうだ。


?「あ、急にごめんね。僕はサクラハルキ。君の名前は?」


『…四葉Aです。さっきの歌は俺が弟たちのために作った、です。』


やばい!驚きすぎて変な日本語になったー(汗)


サクラさんの方を見ると急に真剣な表情になり、


ハルキ「A君…君は天才だ。あんなに短いフレーズだったのにもかかわらず、心に響いた…。感動したよ。一緒に来ないか?」


『えっと、はい。ありがとうございます?それと一緒にって…?』


ハルキ「ああ、言ってなかったね(汗)僕は作曲家。アーティストに曲を提供する仕事をしているよ。君の素晴らしい才能を育ててみたいんだ。どうかな?」


サクラさんは名刺を俺に渡しながら言った。本物だ…。俺には作曲?の才能なんてない。だってあれは適当に作っただけだし…


これは俺には無理だから断ろう。


いや、待てよ?これでサクラさんについて行けば、警察に追われる事もなくなるのか?願わくば、養子になんかして貰ったら別人として生きていける。


人を利用するみたいで悪いけど。それが無理だったらまた別な事考えよう。


『あの…サクラさん。俺、親がいないんです。だから…』


ハルキ「そうなのか。じゃあ僕の家の子になればいい!」


え、こんな簡単にいくものなのか…。ただ単にこの人が単純なだけなのか…

でも今のところは順調。


『いいんですか!?こんなワケありみたいな子供で…』


ハルキ「さっきから言っているじゃないか。僕は君の才能に惹かれたんだって!だから安心してついてきて。今日から君は僕の子だ。」


必要とされている事が嬉しくて、涙が滲んできた。


『ありがとうございます!じゃあこれからよろしくお願いします。おとうさん…』


ということでサクラさんもといお父さんについていくことになりました!

作者より→←第1章*11話



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琥珀 - 面白いです!!次のの更新遅くても待ってます! (2016年9月19日 20時) (レス) id: 644796dea0 (このIDを非表示/違反報告)
蘭華(プロフ) - 輪廻さん» お久しぶりです!いつもいつもコメントありがとうございます(´;ω;`)ウッ…更新遅くなってしまい、すいません(汗)応援ありがとうございます!頑張ります! (2016年8月31日 19時) (レス) id: 266261163a (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - お久しぶりです! 八乙女社長の優しさに泣きました。 これからも頑張ってください!続き待ってます(^ ^) (2016年8月30日 23時) (レス) id: 3299528793 (このIDを非表示/違反報告)
蘭華(プロフ) - 輪廻さん» ありがとうございますううう(´;ω;`)ウッ…頑張ります! (2016年8月26日 18時) (レス) id: 266261163a (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - 続き楽しみにしてます! 頑張ってください!(笑) (2016年8月26日 3時) (レス) id: 3299528793 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蘭華 | 作成日時:2016年7月11日 21時

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