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第四十五話 ページ47
太宰side
探偵社員がここに来たと思わせるように偽装した後、私は床に置いておいた書類を手に取った。
朱殷A。会話からわかった名前だが、その彼が渡して来たものだ。
私がこれを目的に捕まったことを理解しているという事は、それだけ頭が回るのだろう。
只者ではないと思ってはいたが、真逆幹部だとは思わなかった。
私が”元”最年少幹部と云われたのだから、彼は私よりも幼い年で幹部まで登り詰めたのだろう。
まぁ彼のことは気になるが、それは後だ。
今は敦君を七十億も
捲った書類、それに載せられた写真と名前に思わず手を止める。
「此奴等は───!?」
想定以上の大物に息を呑んだ。
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作者名:安蒜 佑 | 作成日時:2020年3月11日 22時