ドS彼氏と純粋少女 2【赤羽カルマ】

55話 ページ26

カラオケにて☆



カルマside






やっとAの曲が聞ける！



もともと声綺麗だし、歌上手いんだよな……



嫌がっていたけど歌ってくれるかな……？




貴『ボカロ専門なんで。』



前「青春サツバツ論くらいいけるだろ」



貴『そういうのはいけるわ』





あー、そういえば泣きながら歌ってたような……



業「……歌うたいなら泣く人初めて見たんだぁ〜♪」



貴『カルマ、それは禁句。』



業「あのねー、転入してきた日の放課後、おれg『黙れ』ゴフッ」




そんなおもいきり殴らなくても……




貴『カルマ、言ったら殺すよ？』




……殺気がヤベェよ！




前「じゃあその歌歌ってよ」



貴『はいはい。ボカロね』



リ「そういや初めて聞くわAの歌」





ピッ





〔地球最後の告白を〕




そして君が知らずに幸せな灰になったあとで♪



僕は今更



君が好きだってーー。



磯「(うますぎだろ)」



カエ「綺麗な声〜！」




リ「Aじゃないみたい」←





……いつか見た夕焼けはあんなに綺麗だったのに




恋と呼ぶのには汚れすぎてしまったよ



そして何もかもが手遅れの灰になった後で



僕は今更



君が好きだって



君が好きだって



言え






ーーーーーーたよ。





パチパチパチ！







リ「なんか涙目⁉︎」




カエ「うますぎ！」



前「なんか泣けた」




業「泣いてたのはなんで？」





貴『あー。なんか思い出しちゃってさ。




前の友達が好きだった歌で。





《そして何もかもが手遅れの灰になった後で

僕は今更君が好きだって、君が好きだって言えたよ》





っていうとがさ、自分と重なっててさ。




楽しくやってたときには好きとか言えなかったけど今更考えるともっと言ってたらなって。




好きだったよって。




もう死んじゃったから言えないけどね？




もう手遅れなんだって思う。




それを考えちゃってさ……あはは』



業「……」

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