40席目 ページ43
佐「聴取はこんなとこかしら……お疲れ様」
貴「ふぅ…」
聴取を終えて、お茶を飲んでると佐藤刑事がこちらを見ている。
貴「ん……何かついてますか？」
佐「真和ちゃん、最近やっと明るくなったわね…」
貴「そう…ですかね」
人に言われて気づいたかも
降谷さんと出会ってから……彼に取り憑いた新しい友人と出会ってから……。
毎日が楽しくて仕方ないのだ。
佐「……良かった、今までずっと頑張ってきたものね……これからはもっと幸せになりなさい」
貴「うん」
佐「これでも、貴方のこと妹のように思ってるんだからね…高木くんも」
貴「そんな妹なんて大袈裟な…」
佐「はぁ…真和ちゃんは自分が思ってる以上に、色んな人に思われてるのよ……じゃなきゃ高木くんはマンションを契約引受なんてしないわ」
貴「…！」
そうだ…私が施設を出た後でも、あのマンションにまだ住めているのは全部高木さんのおかげなんだ。
私を気にかけてくれて、家賃を払ってもらって、施設でも何度も面会して元気づけてくれた。
今思えば、私が他人と関わりを持ちたくなかったというのに、そうやって接してくれる高木さんに…。
私は……なんて薄情な女なんだろ。
貴「……本当に感謝してます、でも…どう恩返ししたらいいか分からない」
佐「そんなの決まってるじゃない！………真和ちゃんが幸せになって、ずっと笑っていてくれさえすればいいのよ！」
貴「そんなッ」
佐「それだけでいいの………じゃあせめて安室さんとの結婚式で、高木くんとバージンロード歩いてもらったらいいんじゃない？」ﾆﾔｯ
結婚……！？
ボフッ///、と顔に熱が溜まって
貴「いやいやいやっ、気が早すぎッ！…まずは佐藤刑事と高木さんの結婚式が先です！！」
佐「えっ！？わっ私たちもまだ早いわよ！…第一仕事があるから暇もないしっ、もー真和ちゃんったら何言ってるの？///」
貴「私知ってるんですから……張り込みしてる車の中で2人がちゅーするところ」
佐「そんなのみてたのっ！？」
貴「はい…バッチリ」ﾆﾔｯ
はぁ…と、うなだれる佐藤刑事にお互い笑って、部屋を出れば顔が赤い2人に目暮警部たちにも驚かれた。
待ってる安室さんのもとに向かえば案の定、安室さんと高木さんに心配されて。
安「顔赤いけど、大丈夫ですか？」
高「佐藤さんも熱があるんじゃ……？」
佐藤刑事と目を合わせて笑ってしまう。
佐「女同士の…」
貴「秘密です…！」
私たちの秘密…。
続く (更新停止中)
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イアデビル(プロフ) - めっちゃ！すごく！面白いです！幽霊になった警察学校組めっちゃ好きです！！更新待ってます！頑張ってください！応援してます！ (2020年4月5日 19時) (
レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
とりまおさん(プロフ) - 颯さん» お世辞でもありがとうございます！今は降谷ターンなので今後期待してて下さい笑笑。これからも頑張ります！ (2019年9月14日 17時) (レス) id: 0f6891f386 (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - 面白い！もっと4人出た方がこの話の個性が出てていい気がします！ (2019年9月14日 17時) (レス) id: 20ceef7687 (このIDを非表示/違反報告)
とりまおさん(プロフ) - さちさん» さちさん見捨ててなかったんですね！！感動です、ありがとうございます！頑張って完結させます！ (2019年8月28日 21時) (レス) id: 0f6891f386 (このIDを非表示/違反報告)
さち - やっぱりおもしろいです。続きが待ち遠しいです。よろしくお願いします。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: eee5492700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりまおさん | 作成日時：2019年7月26日 21時
