32席目 ページ34
貴「このアパートに住んでたんですね〜」
私の家から意外と近い場所にあるアパート。
車のドアを開けて荷物も持ってもらって、安室透の部屋に案内された。
あれっそういえば、あの幽霊どもはどこ行った？
降「どうぞっ、君のマンションよりは少し狭いかもしれないけど、自由にくつろいでいいから」
貴「お邪魔します、これからお世話になります」
降「こーらっお邪魔じゃない…今日からここは君の家なんだぞ」
貴「っ…た、ただいま…です！」
降谷さんは笑っておかえり、と言って頭を優しく撫でてくれた。
リビングに行く途中で軽く家の中の案内もされた。
それにしてもなんだろう……このデジャブ感は。
リビングの方騒がしくないか？
扉を開ける降谷さんに続いて部屋に入る。
いや、ほんと………まさかね……。
『『おっかえりーー真和ちゃん！！』』
っですよね…。
伊『嬢ちゃん久しぶりだなっ、萩原から聞いたぞ！』
諸『おめでとうっ、いやー意外と早かったな』
あれを言ったのかあの人は！
グッと親指を立てる萩原さんに、真顔で逆に親指を下に突き刺した。
降「真和、先に風呂に入っておいで…とりあえず今日は体を休めないと」
貴「っそんな、降谷さんを差し置いて私が先なんてできません」
松『ならいっそ、一緒に入っちまえよ…』
そそそっそんな事できるわけないでしょ！！
貴方は黙っててなさいよ、もう…。
降「では一緒に入るのはどうでしょう？」
貴方まで何を言い出すんです。
首を振れない代わりに、手をブンブンっ横に振って後ずさる。
貴「ぉお先に入らせていただきますっ！！！」
っと急いで荷物から着替えを取って飛び出した。
貴「あぁー気持ちいい、お風呂に浸かるのはいつぶりだろう」
まさか降谷さんからそんな冗談が出てくるなんて、思いもしなかっな。今更だけどおデコにちゅーされたって事はそーゆー事なんだよね。
いつかは一緒にお風呂入ったりとか…。
湯船に口まで浸かって赤くなる。
いやいや別に、卑猥な事とか考えてないからねっ……。
…ちょっとは想像したかも。
いつもと違うお風呂に髪からはいつもと違うシャンプーの香りがして
ニヤけすぎて頬つりそう…。
降「真和大丈夫？…のぼせてないよな？」
脱衣所でガラッと音がして、降谷さんの心配の声が聞こえてきた。
貴「ごめんなさいっ、長風呂しちゃいました」
降「フフッ…夕飯できるから、そろそろ上がっておいで？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 328人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イアデビル(プロフ) - めっちゃ！すごく！面白いです！幽霊になった警察学校組めっちゃ好きです！！更新待ってます！頑張ってください！応援してます！ (2020年4月5日 19時) (
レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
とりまおさん(プロフ) - 颯さん» お世辞でもありがとうございます！今は降谷ターンなので今後期待してて下さい笑笑。これからも頑張ります！ (2019年9月14日 17時) (レス) id: 0f6891f386 (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - 面白い！もっと4人出た方がこの話の個性が出てていい気がします！ (2019年9月14日 17時) (レス) id: 20ceef7687 (このIDを非表示/違反報告)
とりまおさん(プロフ) - さちさん» さちさん見捨ててなかったんですね！！感動です、ありがとうございます！頑張って完結させます！ (2019年8月28日 21時) (レス) id: 0f6891f386 (このIDを非表示/違反報告)
さち - やっぱりおもしろいです。続きが待ち遠しいです。よろしくお願いします。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: eee5492700 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とりまおさん | 作成日時：2019年7月26日 21時
