セーブデータ165 市街地を抜けて ページ42
貴「えぇ〜？」
少し予想外……では無いが私の記憶の片隅に取り残されて忘れ去られていた夜嵐イナサを見て声を漏らす。
イ「俺…ヒーローって熱血だと思うんです！
皆さんの戦い、熱いっス！！俺、熱いの好きっス！！」
どこぞの熱血テニス選手みたいなことを言い始める夜嵐。
イ「この熱い戦い！俺も混ぜてください！！
よろしく……お願いしまぁぁす！！」
腕を振り下ろしながらお辞儀をする夜嵐、そしてそれと同時にボールが降り注ぐ。
いやいやいやいや、そりゃねーべ……！！！
貴「あいたぁぁぁぁぁぁぁ！！！？」
ポインターには当たらないものの、ボールのダメージは少しずつくらうので、めちゃくちゃ痛い。
受験者たちの声と、ポインターにボールが当たる音を聞きながら何とかちっちゃい痛みに耐える。
貴「お、終わった……？」
黒煙が登る中、ゆっくりとガードを解く。
すると『脱落者120名……！1人で120名脱落させて通過した！』というアナウンスが入った。
イ「やった！勝てたぁ！」
夜嵐は建物の屋上でそう大声を上げている。
貴「ひぃ……ここは早めに退散した方が良さそうだ……」
夜嵐はもう1次試験を通過しているし、倒す意味は何も無い。
というか、無理だろ……風とか私が吹き飛ばされるっての。
しかし、ここから何処に行くか……
「おい……待てよ……！！」
貴「まーじか……！」
あんだけボールが落ちてきたとしても生き残りはいるようだった。
人と重なってて当たらなかったって感じかな。
貴「それでも狙うか……！！リリース！」
私はジャスティスをリリースしてから『ぶじゅつかの超速加速』を発動して走る。
貴「逃げるが勝ちってね！！」
助走で勢いよくジャンプ。
貴「『【でんせつのはじまり】かけだし勇者』ぁぁぁおわぁぁぁぁ！！！！？？？」
かけだし勇者のシーズンカードを発動して、空中で勢いよく飛び上がり、そのまま市街地を抜ける。
イ「……？」
貴「あぁぁぁぁおおぉぉぉ！！？」
風を受けて、叫びながら真っ直ぐに飛んだ。
こんなんより走った方が良かったのかな、とか思いつつも、やってしまったことは仕方が無いのでそのまま身を任せて何処かに墜落する。
貴「うぅ……？」
スタンを受けながら周りをチラリと見ると、そこは山岳だった。
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ウミユリ(プロフ) - ぽくぽさん» 大変返信遅れてしまい申し訳ございません！！(通知こなかった)ありがとうございます！！叫びを糧に頑張って更新しますよォ！\(*°∀°*)/ (2019年8月6日 11時) (
レス) id: 5ed447aa8e (このIDを非表示/違反報告)
ぽくぽ(プロフ) - わあああああああああああああああああああああ！！！続編おめでとうございますぅぅうううううう！！！！いやぁいつも日課として見させてもらってます！！なんかこっちも嬉しいです！頑張って下さい！応援全力で叫びながらしてます！！← (2019年8月1日 21時) (レス) id: 438a920bc0 (このIDを非表示/違反報告)
ウミユリ(プロフ) - ぽくぽさん» いえいえ、フォロー待っております(*´ｰ`*) (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5ed447aa8e (このIDを非表示/違反報告)
ぽくぽ(プロフ) - 優しい心をお持ちで‥！探してフォローします！わざわざありがとうございます！ (2019年7月21日 23時) (レス) id: 438a920bc0 (このIDを非表示/違反報告)
ウミユリ(プロフ) - ぽくぽさん» 大丈夫です大丈夫ですwまだTwitterやってますよ！今は全然ツイートしてないですが……w(果たしてそれはやっていると言えるのか)Twitterはこちらです('ω')@umisan_1017 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5ed447aa8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウミユリ | 作成日時：2019年1月4日 20時
