セーブデータ132 間に合った……？ ページ45
貴「ねーくん！！えいじろくん！？」
施設の赤点組の部屋にきたのはいい、だが……
貴「誰もいない……？」
中は人っ子一人もいなかった。
何故？他の部屋にいるとしても……
私は思考を張り巡らせる。
貴「あれは私をここに来させる為だけのフェイク……？いや、でもここに来させて何の意味が？」
あっち側の戦力を減らす……？
でも減らしても何にも問題は……
物「雨崎！！」
貴「！？」
ねーくんの声が聞こえ、振り返る。
すると、勢いよく私に向かってくるバールが目に入り、私は咄嗟に後ろに下がる。
振り落とされたバールは床にガンッと大きな音を立てた。
周りを見渡すと、さっきまではいなかった赤点組や施設に避難しに来た生徒。
そして倒れて気絶しているレッドティーチャーとバールを持ったあのピエロ。
ピ「チッ……あの野郎……まぁいいか、やっと会えたなA！」
貴「私はお前にこれっぽっちも会いたくなかったけどね」
生徒たちの方にチラリと視線を向けると、あのレッドティーチャーが気絶させられたからなのか、全員恐怖が顔に滲み出ていた。
ねーくん、がんばって私に叫んでくれたんだろうな。
でも、A組の生徒……ましてやえいじろくん何かはこういう時に勇気出して戦う子なんだけど、何かあったのか……？
てか兄貴はどこいったんだよ……ティーチャーもいねぇし……！！
ピ「これで3回目……3回目の意味知ってるか？」
貴「私は貴方の言ってる意味が全然理解出来ませんねぇ？」
ここで取り乱したら負けに繋がる、冷静に、相手の攻撃パターンや目的を分析しよう。
そして、あわよくば兄貴やティーチャーが来るまで時間稼ぎが出来れば……
ピ「理解出来ないなら教えてやるよ、今日でお前と会ったのは3回目……
1回目は偶然、2回目は奇跡、で……3回目は運命だ。つまり、ここで俺とお前が出会うことは運命ってわけだな」
貴「へぇ、それはまぁ要らない運命だ。
それよりもいいのかい？キミらヴィラン連合の目的は爆発野郎って言ってたし、そっちに協力しに行かなくていいの？」
ピ「爆発野郎になんて興味ねぇよ、前に言っただろ？死柄木の仲間になったつもりはない」
貴「じゃあ何でここにいる？さっさと帰ってればいいじゃないか」
ピ「まぁ俺には俺の目的があるんでね」
クソ……早く来いやクソ兄貴め……！！
セーブデータ133 貴方は誰？→←セーブデータ131 危険信号
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 206人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウミユリ(プロフ) - 倖穂さん» あけましておめでとうございます！今年も更新頑張りますね！(｀・ω・´) (2019年1月2日 21時) (
レス) id: 5ed447aa8e (このIDを非表示/違反報告)
倖穂 - あけましておめでとうございます！なんかもっとヤバくなっているみたいですね！続きが楽しみです (2019年1月2日 16時) (レス) id: fd160223ee (このIDを非表示/違反報告)
ウミユリ(プロフ) - うなどんまんさん» 返信遅れてすみません！三郎くんも可愛いですよね(*´ω｀*)もう本当にヒプマイは沼です…… (2018年12月24日 22時) (レス) id: 5ed447aa8e (このIDを非表示/違反報告)
うなどんまん(プロフ) - ヒっヒプマイ？！私も大好きです！ありがとうございます。ちなみに私の一推しはさぶろうです←聞いてない ヒプマイは沼深いですよね.... (2018年12月21日 21時) (レス) id: 906bff7730 (このIDを非表示/違反報告)
ウミユリ(プロフ) - 倖穂さん» ありがとうございます！本当に嬉しい限りです……！更新頑張ります！ (2018年11月23日 17時) (レス) id: 5ed447aa8e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ウミユリ | 作成日時：2018年11月3日 21時
