思想 ページ12
交渉決裂、ヒーロー殺しステインが攻撃を仕掛ける前にAが先に仕掛ける。
刃先に透明な硝子を纏わせステインにナイフで切り掛かる、ひらりと簡単に避けられ次は蹴りを、またナイフ、そして硝子を手裏剣のように飛ばした所でステインがAの足を切りつけた。
｢動きが甘いな｣
余裕そうな言葉にきっと睨み付け続けて攻撃を仕掛けようとした時、ステインの長い舌がさっきの刃物をべろりと舐めAは金縛りにでもあったように動けなくなる。
死柄木や黒霧も攻撃を仕掛ける中、Aを無視して死柄木達の方へ向かうステイン。
Aはその場で立てずしゃがみ込んみナイフが手から滑り落ちていく。
｢A!?｣
｢余所見する余裕があるのか？｣
死柄木がAの異変に気づくが直ぐにステインの攻撃が繰り出されAに近づく事が叶わない。
そうして数分も経たずにステインに死柄木が右手の刃で右肩を刺され左の刃で首に突きつけられている。
｢何かを成し遂げるにも信念･･･想いが要る、ない者弱い者が淘汰される、当然だ｣
左手を抑える様に踏みつけ見下ろすステイン。
｢だから死ぬ｣
｢ハッハハハ･･･！強すぎだろ、黒霧！こいつ帰せ早くしろ！｣
しかし死柄木の命令にカウンターに腕をついて動かない黒霧。
左腕を負傷していた。
｢体が動かない･･･！恐らくヒーロー殺しの個性･･･！｣
｢“英雄”が本来の意味を失い偽物が蔓延るこの社会も、徒らに“力”を振りまく犯罪者も粛清対象だ･･･ハァ･･･｣
『弔っ･･･!!』
どんな個性か予想してたのにこのザマ。
もっと慎重に行動すべきだったと自分の不甲斐なさに悔しくなるA。
ステインの刃が死柄木の首に触れる前に顔に付けている掌に触れてくい込んだ。
死柄木がそれに目を見開きがしりとその刃を素手で掴んだ。
｢ちょっと待て待て･･･この掌は･･････駄目だ｣
自分の手など気にせず握りしめ血が滴る。
｢殺すぞ｣
純粋な殺意、ステインは不意の殺意に動きを止める。
｢口数多いなァ･･･信念？
んなぎょうぎょもんないね･･･強いて言えばそう･･･オールマイトだな｣
歪に歪んだ笑顔。
死柄木に触れられた刃がボロボロと崩れていく。
｢あんなゴミが祀り上げられているこの社会を、目茶苦茶にブッ潰したいなァとは思ってるよ｣
その時Aは確かにステインは恐怖を顔に浮かべているのを見た。
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アマドコロ(プロフ) - 46さん» コメありがとうございます！そう言ってくれると凄く嬉しいです！頑張りますっヽ(；▽；)ノ (2019年12月29日 8時) (
レス) id: b3afbd7d01 (このIDを非表示/違反報告)
46(プロフ) - いつも楽しませてもらってます！イラスト見ました！アマドコロさんが描くミニキャラ個人的に大好きです！色の塗りかたとかも、凄いです！イラストの方も、小説の方も、頑張ってください(*´ω｀*) (2019年12月29日 0時) (レス) id: 06efcbf80c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アマドコロ | 作成日時：2019年10月31日 19時
