その言葉の意味を知りたいです3【土方十四郎】

114.轟音 ページ22

でも、確かに私達なら勝てるかもしれない


どうみてもボスキャラだけど。
まあ元攘夷志士だし、本気を出せば勝てるだろう、なんて楽観的に考えていた


その間にも銀時の顔は険しくなるばかりだが。









万「……」


銀「おい、人と話す時はヘッドホン取りなさい」


万「さっきから気になっていたでござる」


「は？」


万「坂田銀時…いや、白夜叉。何故お主が真選組にいるでござるか。それに、白夜叉と仲睦まじい辺り…主はもしや茨姫でござるな」


「な、仲睦まじくないし！！！」


銀「否定するとこそこかよ！？つか、テメェ聞こえてんじゃねェかよ。」









クソっ、まさかこんな一瞬で身バレするとは思わなかった…


さっき赤い弾丸にはバレなかったのに…






銀「あの男、テメェらの息がかかったモンのようだな、真選組の実権握らせて幕府の間者とするつもりか？」






あれ、割と真面目に話すな、銀時


いや、私が平然としすぎているのか。もう少し緊張感を持たなければならないな





万「背信行為を平然とやってのける者を仲間にする程、拙者らは寛容にござらん。また、信義に背く者の周りに人が集まらんことも拙者らは知っている。」






え、じゃあ、









「伊東は…」


万「哀れな男でござる。己が器量を知る時はもう遅い。」









全て、砕け散ったあとだ。







万斉はそう口にして妖艶にニヤリと笑った。






その瞬間





ﾄﾞｵｵｵｵｵﾝ





「え」









地が揺れる程の轟音が響き、鳥達がバサバサと去っていく









「！！」






…列車が通るはずだった橋が、崩れ落ちた音だった







銀「なっ…！！」


「十四郎！！みんな！！」

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