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54.情景 ページ9

銀「あそこだ」


「おお、ようやく着いたね」





木々に囲まれた古びた平屋
そこを指さして銀時くん…もとい銀時は仲間と共に暮らしていると言った
時刻は既に夕方になっていた




銀「おい、ヅラいるか」


攘「さ、坂田さん!!」


攘「ご無事だったんですね!」





門の前で見張りをしていた人達に囲まれる
そりゃ行方不明だった仲間が帰ってきたら嬉しいよな




「銀時く…銀時、この人たちも仲間?」


銀「ああ」


攘「おい、女、お前誰だ」




感動の再会も束の間。
刀を抜き、私に向ける目の前の攘夷志士くん
まあ、仲間じゃない人がアジトに来たら私でもこうするな、なんて考える





銀「やめろ、コイツは俺を匿ってくれたやつだ」


攘「でも、もしかしたら天人どもの差し金かもしれないじゃないすか」


銀「目の前で動けねェ俺を庇って天人ぶった斬ってた奴が差し金か?」


攘「………」





銀時がそういうと、不服そうに攘夷志士くんは無言で睨みながら刀をおさめた
渋々、という言葉が適切だろうか




「ま、怪しい動きしたらいつでもぶった斬ってくれりゃいいから」


銀「おい」





冗談さ、と銀時に言いながら2人で中へ入る
そこには丁度夕飯の時間だったようで、沢山の男の人達がおにぎりをすごい勢いで頬張っていた






「……なつかしいな」


銀「なんだ?」


「…いや」





少し、あの時の情景を思い出した
道場の中で彼らとおにぎりを食べるあの情景
銀時に初めて会った時も、「美味ェ」と何度も言いながら頬張る姿をみて、アイツを…十四郎を重ねてしまった

自然と悲しさより笑みが零れる
吹っ切れたわけじゃない。それどころか後悔は募るばかりだ
でも、なんとなく嬉しかった

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設定タグ:土方十四郎 , 坂田銀時 , 銀魂   
作品ジャンル:アニメ
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えんさん(プロフ) - ミカさん» ミカさんまたまたコメントありがとうございます!!そう言っていただけると本当に嬉しい限りです!!^^ はい!!頑張りますね!! (2019年10月19日 2時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 続編ありがとうございます!最初から読ませてもらっていますが、もう、めっちゃ好きですw更新無理せず頑張ってください!! (2019年10月17日 17時) (レス) id: ee1104400e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えんさん | 作成日時:2019年10月15日 23時

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