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『 あの爆発音はなんだったの? かなり大きかったけど,見たところ少し怪我してるけど皆んな無事だし... 』

与「 あ,あぁそれはね... 」

優「 与一が鬼に乗っ取られたんだよ 」

『 え,まじで?』


やっぱ,受け入れられなかったのか...
でも,今は乗っ取られてないよな?


『 お前らが助けたの?』

優「 当たり前だろ!見捨てられるわけないじゃん!Aだって,絶対におんなじ事するだろ?」

『 まぁね... 』


与一が鬼に乗っ取られてて,それで俺が行くとその鬼が暴走してしまうってことか?

まぁそうなったら,確かに与一は危ないな...
それに,優や君月がそれを助けてたなら,余計に俺が行って暴走させたらダメだな

あの時,ちゃんと瀆神鬼に従っててよかった


グ「 おい,話してもいいか?」

『 あ,はい 』

グ「 こいつらにはさっき言ったが,ここに居るやつが今のお前の家族だ だからお前はこれから,こいつらの為に命を懸けろ 」

『 ..... 』

グ「 過去にはなんもねぇんだ あるのは未来だけだ... 」


グレンの言葉に,ふとミカを思い出す
過去には何も無い... あるのは未来だけ か...


『 ...分かってる 』


俺がそう言うと,グレンは俺たちを見回す


グ「 さてと 鬼呪装備も手に入ったし,チームワークっぽい事もできた... って事で,一回前線に出てみるか 」

優「 ッ前線!」

グ「 関西方面の吸血鬼達が,新宿奪還を計画してることが分かった その辺の調査に行くぞ 」

与「 いきなり実践なの?」

君「 ちょっと休みとかないのかよ... 」

『 無いだろ... 優が張り切ってるし 』

グ「 ガキ育てんのも大変だなぁ 」


聞こえてるぞ...







東京近くの上空を飛ぶ,一基のヘリコプター
その中には,新宿へと向かう吸血鬼達が乗っている

その中には勿論,優とAの家族である,百夜ミカエラも居る


「 もうすぐ,東京に到着します 」


ヘリコプター内に放送が流れる
だが,誰もその言葉に反応はしない

誰もがじっと座って黙っている


「 池袋,新宿,渋谷付近では帝鬼軍からの攻撃がある可能性があります 気をつけてください 」

レーネ「 ... 」

ラクス「 だってさミカ 」


2つ目の放送が入ると,ラクスが隅っこの方に一人座っているミカに声をかける

ミカは,反応はするがラクスの方に顔を向けることは無い


そして一人,ボソリと呟いた...



ミカ「 まずは新宿か..... 」




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百夜(プロフ) - でくのぼうさん» コメントありがとうございます!すみません,気づくのが遅くなり返信も遅くなってしまいますした!これからも,ぜひ楽しみながら読んでくださいね〜! (2018年11月15日 8時) (レス) id: f34efa6a3e (このIDを非表示/違反報告)
でくのぼう(プロフ) - 終わセラの小説あんまり無いから嬉しいです!面白くて主人公好きです!! (2018年10月30日 18時) (レス) id: 241dcc1151 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨寧 x他1人 | 作成日時:2018年10月13日 20時

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