検索窓
今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:152,340 hit

...5 ページ35




『 瀆神鬼...手離して 』

“ 駄目だ 主は行ってはいけない ”


それしか言ってないじゃん
優が危険な状況になってるかもしれないのに
こんなところにいる暇ないんだけど


『 何で行っちゃいけないの?理由は?』

“ ..... ”

『 理由が無いなら,俺行くけど 』

“ ...理由はある 主が行くと,他の鬼が暴走するからだ... ”


鬼が暴走する?


『 どういうこと...?』

“ ...今は言えない ”


今は言えないって...
じゃあ,ずっとこのまま
ここで待ってろって言うのかよ


『 鬼が暴走するとなんかまずいことでもあんの?』

“ あぁ,最悪の場合,主の家族が死ぬ... ”

『 ッ?! ...分かったよ ここから動かないから手離して 』


俺がそう言うと,何の疑いもなく瀆神鬼は手を離した ...俺の事を信頼してるってわけか


『 いつここから出ていいの?』

“ グレンという奴が主を呼びにくる筈だ ”

『 あっそ... 』


というか少し気になるんだけど...


『 瀆神鬼,お前さ...ずっとその状態なの?』

“ どういうことだ?”

『 お前もシノアの奴と同じように鬼なんだろ?でも,シノアの鬼は外に出たら化け物みたいな感じで,お前みたいにはっきりと人型じゃなかった 』


さっき,自分は少し特殊だって言ってたけど,ずっとこのままだとかなり不便だ


“ それなら大丈夫だ 俺は大体のやつには見えない 俺がその相手に自分のことを認識させようと思わない限り,相手には見えないようになっている ”

『 じゃあ,俺はずっとお前が見えるってこと?』

“ そうなる 主が嫌なら,主の目にも見えないようにできるが... ”


...便利な体だな
別にいつも居ていいけど,戦闘中は見えないほうが良いかもしれない


『 じゃあ,俺が吸血鬼とかと戦ってる時は,姿を消してくれる?』

“ 分かった ”

『 それと.... 主ッて呼ぶのやめてくれる?呼ばれ慣れてないからさ... 普通にAでいいよ 』

“ .....分かった では,改めてよろしくA ”

『 うん 宜しく... 』


俺が返事をすると,瀆神鬼は消える
それと同時に,部屋の扉が開く


グ「 おいA,終わったか?」

『 はい 』

優「 じゃあ,皆んな成功だな!」

君「 お前,武器ないのか?」

『 必要な時に力を貸してくれるらしい 』

優「 なんかよく分からん... 」

グ「 まぁ,阿呆には理解できねぇだろうな 」

優「 阿呆じゃねぇ!」


こいつらが部屋に入って来てから,急に騒がしくなったな

というか...



...6→←...4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
193人がお気に入り
設定タグ:終わりのセラフ , 男主 , 百夜
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

百夜(プロフ) - でくのぼうさん» コメントありがとうございます!すみません,気づくのが遅くなり返信も遅くなってしまいますした!これからも,ぜひ楽しみながら読んでくださいね〜! (2018年11月15日 8時) (レス) id: f34efa6a3e (このIDを非表示/違反報告)
でくのぼう(プロフ) - 終わセラの小説あんまり無いから嬉しいです!面白くて主人公好きです!! (2018年10月30日 18時) (レス) id: 241dcc1151 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雨寧 x他1人 | 作成日時:2018年10月13日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。